皆様こんにちは!茨城県筑西市の塗装会社、ライズペイントです!
そろそろ外壁を塗り替えする時期が近付いてきた方や、外壁塗装を検討・見積をしている方は塗り替えする際の塗料の色は決めていらっしゃいますか?
「外壁塗装はしなきゃいけないけど、色は特に決めていない」
「今の外壁の色が気に入っているから塗り替え時期だけど悩んでいる」
そんな方におすすめしたいのが【クリア塗装】です!
外壁の色は今のままで、新築のようにツヤのある質感にしてくれるクリア塗装。
この記事では、クリア塗装のメリットや適している外壁材についてご紹介していきます。
クリア塗装とは?
「クリア塗装」とはその名の通り、無色透明なクリア塗料(仕上げ剤)を使用して、塗装する意味です。
クリア塗料といっても数種類あります。
耐用年数や金額に応じて自分が使いたいクリア塗料はどれかを見てみましょう!
クリア塗装に使用される塗料の種類
クリア塗料は、一般の塗料と同じくアクリル系・ウレタン系・シリコン系・フッ素系が主となります。
そして耐用年数が長いほど価格も高くなる傾向があります。
種類 | 耐用年数 | 相場 |
---|---|---|
アクリル系クリア塗料 | 5~8年 | 1,400~1,600円/㎡ |
ウレタン系クリア塗料 | 8〜10年 | 1,700~2,200円/㎡ |
シリコン系クリア塗料 | 10〜12年 | 2,200~3,000円/㎡ |
フッ素系クリア塗料 | 12〜15年 | 3,800~4,800円/㎡ |
他にも「無機クリア」と呼ばれる耐候性の高い塗料や、紫外線による劣化を防ぐUVプロテクト機能を持ったクリア塗料もあります。
また、塗料自体が価格が安く扱いやすい「水溶性」と、手間はかかるものの耐久性の高い「油性」の2種類に分けられます。
外壁を守るには適切な塗料を選ぶことが重要なので、施工業者とよく相談して決めるようにしましょう!
クリア塗装のメリット
クリア塗料の種類や耐用年数、価格相場をお伝えしましたが、そもそも「クリア塗装をやることで住宅にとってプラスになることは?」という方もいらっしゃると思います。
この章ではクリア塗装のメリットをご紹介していきます。
①デザイン性を保てる
最近では外壁デザインにこだわった住宅も多く、意匠性を保ちつつ塗装をしたいというケースが増えている傾向にあります。クリア塗装は無色透明のため、外壁の柄や色を活かしたまま塗装が可能です。
外壁を塗りつぶすことなく塗装をしたい場合は、クリア塗装を行うのがおすすめです!
②ツヤが出る
クリア塗装は外壁にツヤを出すことが出来ます。
光沢感にも種類があり、ピカピカとした光沢を与える「ツヤあり」、控えめな光沢の「三分ツヤあり」、
そして光沢感を出さない「ツヤ消し」などがあります。ツヤの種類は塗料によって違いがあるので、塗料を選ぶ際は機能性と合わせて光沢感も確認しておきましょう!
③外壁材を保護する
一番の重要事項でもあり「外壁材の保護」!塗料は外観を良くするだけでなく、外壁材の耐久性を高めたり劣化を起こしにくくする役割があります。同じクリア塗料でも製品によって耐久性の高さや機能面が異なるので、ご自身の住宅環境を考えて選びましょう。
クリア塗装のデメリット
さて、ここまでクリア塗装のメリットをご紹介してきましたが、クリア塗装にもデメリットがあります。
デメリットが何なのかしっかりと理解して、外壁塗装に備えましょう!
①コーキング部分には使用NG
サイディングボードなどパネル状の外壁材を取り付ける場合は、目地にコーキング剤を注入して雨水の侵入や劣化を防ぎます。基本的に、このコーキングを施した部分にはクリア塗装は出来ません。
コーキング部分にクリア塗装をしてしまうと、塗膜の汚れや剝がれ・割れが起こることがあります。
そのため、塗装工事の際はコーキング部分をマスキングテープで養生し塗料がつかないようにする必要があります。
②コーティングされている外壁だと剥がれの原因に
クリア塗装は意匠性の高いサイディングに向いていますが、コーティングされている壁には不向きです。
例えば、光触媒や撥水処理、無機の表面コーティングが施されている外壁。
表面がコーティングされていると、クリア塗料が付きにくく剥がれの原因となります。
さらに耐用年数も短くなると言われているので、専門業者に現状の外壁の状態を確認してもらうことをオススメします!
クリア塗装がおすすめな外壁
クリア塗装についてメリット・デメリットをご紹介しましたが、
実際にどんな外壁にクリア塗装が向いているのでしょうか?
ここではクリア塗装に適している外壁材について解説していきます。
タイル調のサイディング
クリア塗装が最も適しているのが意匠性の高いサイディングです。サイディングにも様々な種類がありますが、約8割がセメント質と繊維質を主原料にした「窯業系サイディング」です。
レンガ調やタイル調などデザインが豊富で、その高いデザイン性を保つのにクリア塗装が向いています。
そしてサイディングならではのツートンカラーの外壁にもクリア塗装は最適です。
モルタル
いかがでしたでしょうか。
今回は塗装の耐用年数の説明と外壁の劣化症状をご紹介いたしました。
まずは塗装の重要性を知っていただくことが大切です!
大切なマイホームを守るための方法の一つとしてお考えください。
一度、ご自身の家の外壁の状態を記事を参考にチェックしてみてくださいね。
コンクリート
打ちっぱなしのコンクリートはそのままだと汚れが付きやすく、雨水も侵入しやすいため撥水剤などで表面を保護する必要があります。さらに耐久性を高め保護する方法として、クリア塗料に着色剤を混ぜて塗装する「カラークリア工法」があります。撥水剤の上に塗装するので費用はかかりますが、錆止めや防水性を高める効果があり耐用年数も長く出来るのが特徴です。
ウッドデッキなどの木材部分にも使用できる
さらに!クリア塗装は外壁だけでなくウッドデッキや窓枠、ガーデン家具の木材部分にも使用できます。
雨風にさらされる木材は劣化が進みやすく、雨水を吸収して腐ってしまうこともあります。
クリア塗装を施すと木材の色合いを維持したまま耐久性を高め、苔やカビの発生を抑えられます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回の記事ではクリア塗装がおすすめな理由をご紹介してきました!
近年主流となっているサイディング外壁にはぴったりのクリア塗料。
デザイン性を保ったまま、大切な住宅を保護してくれます。
もちろんメリット・デメリットがありますが、この記事を参考に外壁塗り替えの際の色検討の候補として考えてみてくださいね!