こんにちは!茨城県筑西市の塗装会社、ライズペイントです!
「天井から水滴が落ちてきた!」「天井にシミが出来ているけどこれって雨漏り?」
家の中で発生する急な雨漏り、対策をしていない方が多いかと思いますが、突然のトラブルには慌ててしまいますよね。
こんな時「今すぐ雨漏りを止めたい!」と考えがちですが焦りは禁物です!
雨漏りには適正な応急処置、心構え、原因・調査方法から修理方法まで一連の対処法があります。
「今雨漏りしている!今すぐ何とかしたい!」という方のために雨漏りの応急処置と雨漏りの原因を解説していきます。
応急処置の前に覚えておくこと
雨漏りの応急処置をするうえで、被害箇所の特定は必要不可欠です!
応急処置をする前に確認しておく注意点や、よくある発生場所を知っておくことでいざという時に役に立ちます。
よくある発生場所
・屋根
屋根は雨漏りが一番多く発生する場所です!!
瓦のズレやヒビ割れが原因で、大雨や台風が引き金となり雨漏りすることが多くあります。
上からポタポタと水が落ちてくるのであれば、屋根から雨漏りしている可能性が高いです。
・屋上
コンクリートで覆われている屋上がほとんどですが、経年劣化によるヒビ割れや
排水溝の詰まりなどが原因となって雨漏りが起こる場合があります!
・壁
施工不良、外壁塗装の剥がれ、シーリング材の劣化などが
原因となることが多いです。
斜めに吹き付ける強い雨風が入り込むことで雨漏りすることがあります。
・窓
発生率は低いですが、窓ガラスと窓枠のすき間から雨が入り込んでしまうと雨漏りが発生します。
窓ガラスと窓枠のサイズが合っていない、グレチャンやビートの劣化などが原因です。
・ベランダ
防水シートの劣化や経年劣化によるヒビ割れが原因となることが多いです。
ベランダは、雨風の影響を直に受ける、人の出入りがあるなどの理由から、劣化しやすい場所です。
見逃せないサインとチェック方法
雨漏りしているサインを知っておけば、早めの対処も出来ます!
ここでは雨漏りのサインとチェックする方法をご紹介します。
上記のサインがあったら、以下の箇所をチェックしてください。
■チェックすべき箇所
1.スレートや瓦屋根にひび割れやズレがないか
まずは雨漏りが一番起こりやすい屋根を確認しましょう。
2階建ての建物など、高所での作業は危険なので無理のない程度で確認していきます。
2.壁や天井のつなぎ目、天井裏にカビの発生はないか
雨の降った日にカビの生えている箇所を触ってみて、
濡れているようであれば雨漏りの可能性が高いです。
3.床、壁紙の剥がれ周辺にシミはないか
雨の日に、シミになっている箇所が濡れていないか確認します。
4.天気によってサッシまわりの違いはないか
結露の可能性もありますが、雨の日だけ症状が出る場合は雨漏りを疑います。
※屋根以外の箇所は、雨の日にチェックするとわかりやすいので
タイミングを見逃さないようにしましょう。
雨漏りを放置するとどうなる?
雨漏りを放置すると怖いのが、二次被害です!
雨漏りを放置し続けることで、シミやカビの繁殖やシロアリの発生などによって
建物の寿命を短くする原因になります。
さらに!漏電のリスクも高まります!!
最悪の場合、火災に発展することも・・・。
また、カビによって健康に悪影響を与える可能性もあります。
雨漏りを放置することで身体への被害もあることをお忘れなく!!
自分で出来る応急処置方法
それではお待たせしました!
自分で出来る応急処置の方法をご紹介していきます。
室内で出来る簡単な処置、屋外で行う処置を順にご紹介しますので、
ご自身で出来ると感じる範囲で応急処置を行いましょう!
応急処置前の確認事項
屋根に上がる時の注意事項
・はしご上部と雨樋の支持器具を、ひもでしっかりと固定する
・はしごの滑り防止のために、はしごをかける角度は75度にする
・登るときは、はしごに身体を近づけてゆっくり登る
・はしごを登るときは、1人ではなく2人で行い、はしごを支えてもらう
室内での応急処置
■天井から雨漏りしている場合
まずは落ち着いて、雨が落ちてきている部分の下にバケツをセットします。
家に新聞紙やレジャーシートがあればバケツの下に引いて下さい。
ある程度水が溜まってくると、水しぶきが発生し周りには跳ねてしまうので、
タオルや新聞紙をバケツの底に入れておくと水しぶきが跳ねるのを防ぐことができます!
■窓やサッシから雨漏りしている場合
雑巾とごみ袋を用意します。
カーテンを付けている場合は取り外し、ゴミ袋を敷いて、雑巾でこまめに水分を拭き取ります。
なによりも大事なこと
雨漏りが起きると大抵の人は慌ててしまい、
本来しなくてはならない行動を忘れてしまうなど、間違った応急処置をしてしまいがちです。
そんな時は、まずは自分の心を落ち着かせましょう!
自分が今何を思っているのかを知ることで、
自分と対話することができるようになり、比較的短時間で落ち着くことができます。
落ち着いた後は、冷静に対処できるようになります。
屋外での応急処置
屋外で出来る比較的簡単な応急処置方法をご紹介します!
使うものは、防水テープ、ブルーシート、コーキングのいずれかです。
防水テープを使った応急処置
・雨漏り箇所が特定できる
・被害箇所がトタン屋根、もしくは陸屋根
以上の条件を満たしていれば、防水テープで応急処置が可能です。
ご自宅に無い場合は粘着テープで代用できます!
1.まずは被害箇所の掃除をする
テープの粘着性を上げるために、テープを貼る場所の掃除をします。
ホコリや砂、油分、水分はキレイに拭きましょう。
2.雨水の流れる方向を考えてテープを貼る
注意点は2つ!!
まずは、テープの効果を長持ちさせるために、
テープとテープが重なる範囲を少なくすることがポイントです。
もう一つは、雨水の流れる方向を確認し、下から上に、
水の流れに逆らって空気が入らないように被害箇所のみ貼っていくことです。
広範囲に貼ってしまうと、別の箇所からの雨漏りを誘発する原因にもなるので注意します。
ブルーシートを使った応急処置
雨漏りの被害箇所をピンポイントで特定できない時は、
ブルーシートを使った応急処置がオススメです!!
用意するものは、ブルーシートの他に、重しとして土のう袋を用意します。
1.ブルーシートを広範囲に被せる
被害箇所が分からないからこそ、
できるだけ広範囲にわたってブルーシートを被せる必要があります。
もし雨漏りの侵入箇所がある程度わかるようであれば、その箇所より上部は必ずブルーシートで覆われるようにします。
2.土のう袋を設置する
ブルーシートを固定するために、土のう袋を使います。
ロープなどを使って固定するのは、思わぬ箇所を傷つける原因になるので避けましょう!
土のう袋の中には土を入れますが、細かい砂ではなく砂利など目の荒いものを詰めます。
細かい砂だと、雨が降ったときに泥水となって屋根から滴り落ちてくるからです。
コーキングを使った応急処置
雨漏り箇所を特定できている」というときは、コーキング材を使った応急処置が有効です。ただ、用意するものはたくさんあります。防水コーキング材、コーキングガン、マスキングテープ、プライマー、カッターです。
雨漏りの原因と対処の仕方
雨漏りしている箇所の確認ができたら、
次はよくある原因の基本知識をご紹介します!
おおよその原因を把握することで、
その原因に合った対策を練ることができますので参考にしてみてくださいね!
屋根について
- 屋根材が太陽光や雨風で劣化し隙間ができてしまった
- 経験不足・知識不足による施工不良や手抜き工事
- 台風や地震により屋根瓦がずれた、または割れた
- メンテナンス不足による老朽化
- 屋根を止めている釘が浮いてしまった
- 漆喰の崩れ、スレートが割れた
壁について
- サイディングやレンガ、塗装などの外壁材の劣化
- サイディングのすき間を埋めているシーリングの劣化
- メンテナンス不足による老朽化
- 壁自体にヒビが入り損傷している
ベランダについて
- ベランダ床と建物壁面の境目のコーキングが剥がれている
- ベランダ床面の防水層の破損
- ベランダ内の排水にゴミが詰まってベランダ内がプール状態
- ベランダの排水口が劣化し周りの防水が剥がれて隙間ができる
窓について
- サッシと外壁の隙間を埋めているコーキング材が劣化した
- サッシ上部に溜まった雨水を通気シートやフェルトが吸い上げた
- サッシを取り付けているビス穴からの雨水の浸入
雨漏りの対処方法
雨漏りが発生したということは家屋のどこかに隙間ができたということなので、
なんらかの修理を行わなければなりません。
そのまま放置しておくと天井にシミができたり、壁にカビが生えたりし、異臭が発生することもあります。
修理方法としては、「DIYで修理する」と「業者、知り合いに依頼する」の2つがあります。
DIYで修理する場合、屋根から転落し怪我をするといった、
間違った修理で二次災害を起こすなどいろんな危険がありますので注意が必要になります。
また、業者に依頼する場合も安心できる業者選びのポイントなどがあります。
避けるべき応急処置
応急処置のやり方によっては、むやみに手をだしてしまうと、
さらなる被害を生んでしまうと言われています。
このようなリスクを避けるためにも、やってはいけない応急処置も頭に入れておきましょう!
NGその1 被害箇所を特定しないままシーリングを使う
誤った場所をシーリングで埋めると、雨水の経路が変わってしまうことがあります。
経路が変わると、新たな雨漏り箇所ができてしまうので避けなくてはいけません。
NGその2 パテ材を使う
パテ材の効果は長続きしないと言われています。
あくまで一時的な効果と考え、パテ剤を使用した後に放置するのはやめましょう。
NGその3 釘を打つ
屋根にある板金の外れを直すときなどに、釘を打つのは避けたほうが無難です。
打つ場所だけでなく、力加減を誤ると屋根に穴が空いてしまうことがあります。
業者に修理依頼する場合
自分で応急処置をしてもしなくても、完全に直すためには業者による処置は必要です。
業者に依頼する時の条件をご紹介します!
・被害箇所や原因が分からない
・被害が大きくなっている
・何度も雨漏りする
・自分で対処する自信がない、思わぬケガや事故が不安
上記の項目に当てはまる状態であれば、
雨漏りを自分で完全に解決するのは難しいかもしれません。
無理はせず、業者におまかせすることを検討してみましょう。
まとめ
急な雨漏りは誰でもビックリしますし、慌てるものです。
まずは自分を落ち着かせて、冷静に今何をすべきなのかを考えることが大切です!
心が落ち着いて冷静な判断が取れると思ったら、
この記事の応急処置方法を実践してみてください。
また、雨漏りの原因が少しでも分かれば、対処も出来ますし、早いうちに直すことも可能です。
ぜひこの記事を参考にご自宅の雨漏りの応急処置として試してみてください!