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DIYでも出来る!ウッドデッキ・ウッドフェンス塗装の基礎知識!!

皆様こんにちは!茨城県筑西市の塗装会社、ライズペイントです!

近年ではコロナ禍を機に『DIYブーム』が拡大したと耳にするようになりました。
ちょっとした小物から家具を作ったり、壁紙や床の修繕・貼り替えと言った大掛かりなものまで『DIY』と言います。
【DIY:ディーアイワイ】(Do It Yourself):【ドゥーイットユアセルフ】の略になりますので、日曜大工のように専門業者を頼まずに、
ご自宅でもできる『DIY塗装メンテナンス』という軽い意味でとらえてお手軽に大きな部位のDIYメンテナンスが出来れば、
休日でも経済的に一家団欒で過ごす時間を楽しめるのではないでしょうか。そこで今回はDIYするには少し大変そうでつい専門業者に
頼んでしまいそうなウッドデッキやウッドフェンスの塗装の基礎知識をご紹介したいと思います。
また、『DIYが女性の方からも注目されている』ということから、『DIYなら安くメンテナンス塗装が出来る』・
『DIYを通じてメンテナンス塗装が学べる』という思いで、『メンテナンス塗装をDIY』で楽しんでいただければと思います

ウッドデッキ・ウッドフェンスのメンテナンスDIY塗装に必要な道具とは?

ホームセンターでもお手軽な使い捨ての刷毛なども良いかと思いますが、
ウッドデッキやウッドフェンス等の場合は100円ショップでも刷毛や
ローラーの毛などを用意できたりします。
必要な道具は下記表をご覧ください。

※塗装経験のある方は本格的に専用の道具を揃えるのも良いかと思います。

DIY塗装に必要な道具
備考
ペイント用薄め液
水性塗料の場合は必要ありません。
塗料用カップ
塗装屋ではサケツ等と呼びます。
刷毛
ナイロン毛の目地刷毛がオススメです。
ローラー
DIYに適したサイズを選択するのがベストです。
ローラー柄
ホームセンターや100円ショップで購入できます。
養生テープ
マスカー・養生用ガムテープ・マスキングテープ※100円ショップで販売しているものでOKです!!
ブルーシート
ご家庭で不要になったカーテンやシーツ類でもOKです!!

ウッドデッキ・ウッドフェンスのメンテナンスDIY塗装前の下処理とは?

ここで塗装の基本として、下地処理は重要な工程になってきます!!

まず、最初にDIY塗装を始める工程は他の箇所の塗装同様、ウッドデッキやウッドフェンスも汚れを除去するところから始めます。
除去方法としてはウッドデッキやウッドフェンスを家庭用高圧洗浄で洗浄除去するのが手っ取り早い方法ですが、高圧洗浄機がない場合は
ご家庭用のホースで水洗いする事でも十分に汚れを除去することができます。

一番ベストなタイミングは丸1日、晴天の日です。
ウッドデッキやウッドフェンスの既存部分は木なので、水洗いで洗浄した後、塗装面の水分をウエス(布切れ)等で充分に拭き取り、
1~2時間程置いておくと乾燥します。
その後ウッドデッキやウッドフェンスの塗装面をサンドペーパーやマジックロンを当てて塗装面の下地を整えます。

下地処理の手順を簡単にまとめると、下記の通りです。
 ①水洗い(高圧洗浄があれば尚良いです。)
 ②乾燥(1~2時間程度)
 ③サンドペーパー(マジックロン)で塗装面の下地を整える
 ④塗装の際、サッシや窓などが汚れないように養生をする

ウッドデッキ・ウッドフェンスに使われる木材の種類

まず初めにDIYするのにウッドデッキ・ウッドフェンスに使用される木材の種類は【ハードウッド】と【ソフトウッド】があります。
それぞれの特性に合わせた材質ごとの人気ランキングを、下記表でご紹介させていただきたいと思います。

順位
【最新人気ランキング】
名称         種類
【耐久性ランキング】
名称        種類 
【加工性ランキング】
名称        種類 
1位
ウリン
ハードウッド
イペ
ハードウッド
アボド
ソフトウッド
2位
イタウバ
ハードウッド
ウリン
ハードウッド
イタウバ
ハードウッド
3位
セランガンバツ
ハードウッド
イタウバ
ハードウッド
セランガンバツ
ハードウッド
順位
【最新人気ランキング】
    名称         種類   
1位
ウリン
ハードウッド
2位
イタウバ
ハードウッド
3位
セランガンバツ
ハードウッド
順位
【耐久性ランキング】
  名称         種類   
1位
イペ
ハードウッド
2位
ウリン
ハードウッド
3位
イタウバ
ハードウッド
順位
【加工性ランキング】
    名称         種類   
1位
アボド
ソフトウッド
2位
イタウバ
ハードウッド
3位
セランガンバツ
ハードウッド

このランキングは抜粋記事からの順位なので、下記URLからウッドデッキの詳細をご覧ください。
https://wood-decks.com/

ここで出てきている【ハードウッド】と【ソフトウッド】については次でご説明させていただきます。

ハードウッド(広葉樹)

ハードウッドとは言葉通り硬い木材のことになります。
DIYでウッドデッキやウッドフェンスを選択する際に木材の繊維を見れば一目瞭然ですが、ハードウッドという木材は繊維が非常に細かく
密になっているという特徴があります。
繊維が非常に細かく密になっている分、切断にも硬く強いため、破壊にも丈夫な木材と言えます。

DIYにおけるハードウッドの特徴

メリット
デメリット
腐食やシロアリ等の害や湿気等による
木材の腐朽に対する耐久性が非常に強い
木材の材質が非常に硬いと言う事からDIYでの加工がしにくい
防腐剤や塗装による定期的なメンテナンスの必要がなく、
メンテナンス自体が非常に楽でかつ長持ち
DIYで加工をしてウッドデッキやウッドフェンスを作る際には
プロ用の『インパクトドライバー』等の電動工具が必要
木材によっては20~30年はメンテナンス無しでも問題ない
DIYする材料費が高額

上記表の特徴から分かる通り、メンテナンスについては塗装をしなくても長く持つと言われていますので、長期使用が可能です。
また、腐敗やシロアリには強いですが、紫外線や太陽光のダメージまでは防ぎきることは出来ません。
そのため、ウッドデッキやウッドフェンスの表面には毛羽立ちやササクレ等が発生してくる可能性がありますので、毛羽立ちやササクレが
発生した場合はサンドペーパーで塗装面をメンテナンスしてからDIY塗装を施工する必要があります。
定期的な『DIY塗装メンテナンス』の頻度は3~5年を目安に『DIY塗装メンテナンス』をすることでウッドデッキやウッドフェンスを
綺麗な状態で維持することができます。

『ハードウッドにおけるDIY塗装の為のチェックポイント』
塗装を施工しなくても耐久性は充分にあると言われていますが、美観性を保つ為には『DIY塗装』を施工することをオススメします。

ソフトウッド(針葉樹)

ソフトウッドとは簡単に言うと上記でご説明したハードウッドとは逆に柔らかい材質の木材になります。
ソフトウッドの材質は木の繊維が一方向で密になっていないため、少しの衝撃でキズになってしまう柔らかい材質の木材です。
※ソフトウッドには【サイプレス】や【アコヤ】、【ホワイトウッド】、【檜】、【松】など様々な種類があります。
また、ハードウッドと比較すると木材の材質の柔らかさから耐久性の面ではデメリットが大きいですが、逆にソフトウッドの材質の
特性を生かしたDIYが出来るのは最大のメリットと言えます。

DIYにおけるソフトウッドの特徴

メリット
デメリット
ソフトな材質の為、DIY加工がしやすい
木材が傷みやすく、衝撃に対する材質の弱い
通常は電動のこぎりを使用してDIY加工しますが、
加工箇所によっては手ノコ(手で引くのこぎり)でも充分加工可能
シロアリの被害が受けやすい
ハードウッドと比較すると低価格で購入可能
腐食しやすい
ソフトウッドはハードウッドと比較すると、メンテナンス頻度はこまめな方がウッドデッキやウッドフェンスの既存の状態を長く維持することが
できます。
ソフトウッドの木材の材質は塗料の浸透も良いのでハードウッドと比較すると、DIY塗装のメンテナンスで綺麗な外観に仕上げやすい材質とも
言えます。
DIY塗装メンテナンスをするのにハードウッドと同様にサンドペーパーでウッドデッキやウッドフェンスの塗装面の傷んだ部分を重点的に整えてから
DIY塗装をすることで外観を美しく仕上げることができます。
DIY塗装メンテナンスの費用を5,000円くらいの費用で抑えて、定期的なDIY塗装メンテナンスの頻度を3~5年を目安にすることでウッドデッキや
ウッドフェンスを綺麗な状態で維持することができます。
 
また、アコヤなどの価格の高めな材質のウッドデッキやウッドフェンスもありますが、低価格なウッドデッキやウッドフェンスでもまめに
DIY塗装メンテナンスをすることで充分にウッドデッキやウッドフェンスを長く維持することができます。
さらに、現在では技術的にソフトウッドも進化してきているので、品質が向上してきています!!

ハードウッドに比べ、DIYでの施工後に『メンテナンス』の手間がかかるのは『デメリット』とも言えますが、DIYでの塗装メンテナンスを
楽しめるという点では、敢えて『デメリット』な部分を活用してDIY塗装を楽しんでみるのも良いかと思います!!

DIY塗装をする前に知っておく塗料について

DIY塗装をする際に塗料を選択されるには、事前に木材保護着色塗料かどうかを確認することと、水性か油性かをチェックしておくと、
必要な道具類なども変わってくるので、DIY塗装を施工しやすくなります。

また、水性を選択することでDIY塗装後に汚れた箇所や後片付け等の取扱いも楽になりますのでオススメです。
逆に日頃、『DIY塗装』したりする、または『DIY塗装』の経験のある方はウッドデッキやウッドフェンスの耐久性を求めて油性を選択することで
本格的なDIY塗装メンテナンスをお楽しみいただけます。
そのため、『DIY塗装』をする際には油性か水性か、どちらの塗料を選択するのかがチェックポイントになります。

『DIY塗装』をする際には仕上がりの色合い等も確認したいところだと思います。
ウッドデッキやウッドフェンスをどのような仕上がりにするかのイメージにもよりますが、木材そのものの雰囲気を残して木目を活かした
デザインをイメージするのであれば、『浸透タイプ』の塗料を選択することがポイントになります。

また、DIY塗装メンテナンスを繰り返して既存のウッドデッキやウッドフェンスの塗装面のメンテナンスに手間がかかるような状態であれば、
塗膜を作る造膜タイプの塗料を選択することで木目等を活かさず塗装膜を付けて、ペンキの光沢感を出したウッドデッキやウッドフェンスの
仕上がりにすることをオススメします。

ソフトウッドの耐久性の弱い木材にはシロアリ等からの被害への耐久性を良くするために、防虫効果のある塗料を選択することで、
ソフトウッドの耐久性を強化することに繋がります!!

DIY塗装にオススメの塗料3選!!

ここでウッドデッキ・ウッドフェンスのメンテナンスDIY塗装にオススメの塗料3選をご紹介したいと思います。

1位 アサヒペン水性木部防虫・防腐ステインEX1.6Lウォルナット

リーズナブルだけどウッドデッキをしっかりと保護してくれる防腐効果は抜群!!
リーズナブルな価格で購入できるアクリル塗料です。
低価格でもその塗料効果と製品仕様から木目を活かした光沢のある美しい仕上がりで満足させてくれる特徴の塗料です。
また、水性塗料なので、臭いも少なく初心者の方にも使用しやすいです!!
 

2位 カンペハピオンペンキ塗料水性半透明カラー【木部保護・防虫・防腐・防カビ・紫外線水性木材保護塗料ウォルナット3L】

安全性と無臭性の高さを優先するならば『水性』を選択することをオススメします。
水性塗料はその呼び名の通り水を主成分としますので、油性と比べて塗料特有の
嫌な臭いも少なく塗膜の付着もしやすい為、DIY塗装をするのには後片付けや
低臭の面でオススメします。
 
近年では研究が重ねられ、品質の良いタイプの水性塗料が販売されてきています。
木材に浸透し半透明着色の木目を活かした仕上がりになり、優れた【防カビ】、
【防腐】、木材の【防虫効果】を発揮して、『UVカット』の効果で紫外線による
木材の色褪せを防いでくれます。
低臭で乾燥も早く、取扱いも簡単な水性塗料なので、DIY塗装初心者の女性の方でも楽に取扱いできます。
 

3位 アトムハウスペイント水性自然カラー(天然油脂ステイン)1.6Lダークブラウン

環境への配慮と安全性には天然原料を使用した『自然塗料』がオススメです。
自然塗料とは天然の原料を使用しており『柿渋』・『亜麻仁油』・『ミツロウ』
など多様で、石油系の原料を使用していないため、特にお子様やペットなどと
ご一緒に生活されているご家庭や、安全性を重視した塗料を選択したい方には
自然塗料をオススメします!!

http://www.atom-paint.co.jp/products/item22.html

業者に依頼した時の費用相場

ここで参考程度に塗装の専門業者に依頼した場合の費用の相場をご紹介したいと思います。

一般的に1㎡あたり4,000円~8,000円の料金が相場です。
既存の木材や状態の補修によって作業工程が追加されることもあるので、それにより費用は加算されていきます。

費用面を見るとどうしてもデメリットのように感じてしまいますが、リスクの低い、レベルの高いメンテナンスが行える点では
かなりのメリットと言えるでしょう。
逆にDIYと比べ、費用は掛かるのはもちろんのこと、業者の出入りや外出の制限がかかることがあるのがデメリットとも言えます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
専門の塗装業者に依頼することなく経済的にもお手軽にご家庭で楽しめる『DIY塗装』をタイトルに、初心者にもできる
ウッドデッキやウッドフェンスの基礎知識をご紹介させていただきました。
自分好みに仕上げたり、家族で一緒に作業を楽しめるのも費用を抑えられる以上のメリットとなるのではないでしょうか。
この記事を参考にしていただき、ご自宅のウッドデッキやウッドフェンスをDIY塗装してみてはいかがでしょうか。