Skip to content

ブロック塀塗装の施工とオススメの塗装情報について

茨城県筑西市の塗装会社、ライズペイントです!

ご自宅の外壁の塗り替え工事が完了してみると、意外とブロック塀の劣化具合や汚れ、変色などが気になり出したりする方も少なからずいらっしゃる事と思います。
施工業者の方も建物の塗装部とは違いますので、ブロック塀の塗装はあまり勧めてはこないかと思いますが、施主様にとって、お家は財産。お住まいを綺麗に塗り替えて、ブロック塀が経年劣化していたら、やはり綺麗にしたいという思いが強くなると思います。
そこで、今回の記事では劣化具合が気になり始めてきたブロック塀塗装について解説しながら、オススメの塗料をご紹介していきたいと思いますので、ブロック塀の塗り替えを検討している場合は是非、参考にしていただけたら幸いです。

ブロック塀塗装の施工手順

ブロック塀塗装においても外壁塗装と同じく、施工手順が重要な決め手になります。
塗装の耐久性を高めるのは、全ての塗装において、下地処理からの施工手順が耐久年数に関係しています。
いくら良い塗料を使用しても、施工手順を省くと不具合が起きたり、仕上がりに問題が出たりと、様々なリスクにつながってしまいますので、外壁ではないからと安易に個人的に塗装したりせずに、外壁塗装工事を依頼される施工業者に、ご相談することをオススメします。

洗浄から養生までの流れ

《施工手順》 ①高圧洗浄→ ②乾燥→ ③養生

ブロック塀塗装の際にも、塗料の付着や養生がしっかりと貼れるように、上記の施工手順から行います。
塗装の際の最も重要な作業工程になりますので、ブロック塀塗装にも数日の作業日数(天気の良い日で2〜3日)がかかることをご理解していただければ、と思います。

高圧洗浄 → 約半日

ブロック塀塗装を施工する際にも、ブロック塀に発生している苔や砂埃を高圧洗浄で除去しなければなりません。
塗装面のブロック塀に付着している表面の汚れを落とす事は、塗料の耐久年数UPにもつながります。
塗料の密着性を良くするためには必要な工程になりますので、是非プロに依頼して、納得の仕上がりをご確認ください。

乾燥→1日

高圧洗浄をかけた後のブロック塀は、水分を含みやすいので、丸一日かけて乾燥させます。
乾燥が不十分な状態で塗装をしてしまうと、付着させた塗料の乾燥が始まり、内部に残っている水分も硬化してくると、塗装したブロック塀の表面に塗膜が浮き出て、膨れとして出てくる原因になります。
施工業者が天気の良い日を選んで、高圧洗浄をかけ、乾燥を丸一日行ってから、次の工程の養生貼りの作業に移ります。

養生→約半日

養生とは、塗料が付かないように、専用の道具と養生ビニールで覆う作業工程です

乾燥が完了したら、ブロック塀以外の基礎や他の付帯物に塗料が付着して汚れないように養生をしますが、養生自体はブロック塀の塗装の養生なので、複雑なものではありません。
ですので、半日もかからないで養生自体は完了します。
養生が完了したら、いよいよ塗装工程の作業に入ります。

塗装 / 下塗り〜上塗り

《施工手順》 ①下塗り→ ②中塗り→ ③上塗り

塗料によっては、上塗り1回で仕上がる塗料もありますが、塗装の基本的な工程の、下塗り・中塗り・上塗りの作業工程で説明していきたいと思います。
塗装の基本として、本来ならば下塗り・中塗り・上塗りと、3回塗らなければいけない所を、下塗り・上塗りの2回で仕上げてしまうと、塗料が完全に乾燥して硬化した時に、透けていたりする色ムラが目立ってきたりしてしまいます。
また、塗膜を2回の塗装で厚く付けようとしてしまうと、塗料を乾燥させる過程で塗料のダレ(均等に仕上がらず、塗膜の厚い部分が出てしまう不具合)ができてしまうため、3工程に分けて塗膜を付着させて、仕上がりを良くするという理由があります。

下塗り→約半日

中塗り・上塗りの塗料の付着を良くするために、下地材の塗料で浸透性の良いシーラーを塗装して乾燥させます(※下塗りの塗料は次の項目で紹介)。

中塗り→約半日

基礎周りや付帯物の周りを刷毛で塗装していき、ローラーを使用して、2回目の塗装の中塗りの作業工程になります。屋根や外壁の塗装などと違い、付帯物が少ない分、施工にかかる時間は比較的、短時間で塗装できます。天気の良い日なら、その日のうちに上塗りまで完了しますので、おおむね3日ほどの作業でブロック塀の塗装は完了します。
中塗りが完了したら、乾燥時間を置いて乾かしてから、次の作業工程の上塗り塗装に入ります。

上塗り→約半日

上塗りの工程は、仕上げの塗装になりますので、ブロック塀の色々な角度から色ムラが無いかを確認しながら、上塗りを塗装していきます。
上塗りが完了したら、養生を剥がして、塗装完了後の掃除をして完了です。
ブロック塀塗装の施工期間の目安は、高圧洗浄後の乾燥に置く間、1日を空けた、およそ約3日で完了すると考えていただければ問題ないと思います。

ブロック塀塗装にオススメの塗料

ブロック塀塗装では、通気性を維持する事が重要になります。
ブロックには、無数の小さな穴が空いていて、その穴からブロックの内部に含まれた湿気や水分が外部に逃げて出ていきます。
その穴を完全に塞いでしまうと、塗膜が押し出され、膨れが発生してしまいます。
膨れを防止するために、ブロック塀塗装に使用する塗料は、基本的に通気性の良い物を使用します。
ここでは、ブロック塀塗装にオススメの塗料のご紹介をしていきたいと思います。

下塗り塗料

エスケー化研/水性ミラクシーラーエコ

《下塗材》水性・一液・クリヤー・シロ・JIS認証・防カビ、防藻性

《特長》
­各種旧塗膜や、各種水性仕上げ塗材(硬質・弾性)と強固に付着するため、新築、改装を問わず幅広く適応できます。
TVOC(総揮発性有機化合物)を1%未満に抑えた、環境に優しい塗料です。
一液架橋システムにより、優れた耐水性、耐アルカリ性を示します。
下地への浸透性に優れており、高いシール効果を発揮します。
特殊設計により、下塗材から防カビ・防藻機能を発揮することで、衛生的な環境を維持します。
水性のため、火災や有機溶剤中毒の心配がなく、屋内外で安心して使用できます。

《製品仕様》

一般名称

一液水性多機能型カチオンシーラー

規格

JIS K 5663 合成樹脂エマルションシーラー

ホルムアルデヒド放散等級

F☆☆☆☆

主要構成成分

特殊変性カチオン樹脂

用途

各種水性仕上塗材の新築、改装用下塗材

適用下地

コンクリート、セメントモルタル、スレート板、各種旧塗膜など

荷姿

15kg石油缶

標準塗坪

新築仕様:115~150m2/缶
改装仕様:50~150m 2/缶

設計価格

1回塗り:490円/m2
2回塗り:980円/m2

希釈

既調合

色目

透明、白

塗装方法

吹付、ローラー、刷毛

備考

強溶剤形上塗材の下塗材としては使用できません

  • 標準塗坪は、一般的なものであり、下地の状態や環境などによる所要量の増減に応じて変わることがあります。
  • 設計価格は、300m2 以上を基準とする材工共の価格であり、下地調整費は含んでおりません。また、地域により多少異なります。
  • 施工に際しては施工仕様書および製品容器に記載の注意事項を必ずご覧ください。また、製品の取り扱いは、それぞれの安全データーシート(SDS)に従ってください。

出典:エスケー化研 水性ミラクシーラーエコ
https://www.sk-kaken.co.jp/product/undercoating-materials/miracsealer-eco-w/

下塗り塗料

アサヒペン/《水性塗料》強浸透性水性シーラー

《下塗材》水性・カベ面・屋内外・1回塗り・ヤニ、アク止め・防カビ
     微粒子樹脂が素材の深部まで浸透&強化!!

画像出典:アサヒペン 強浸透性水性シーラー
https://www.asahipen.jp/products/view/01010

《特長》
­浸透力に優れており、劣化した下地に奥深く浸透して下地を補強します。
カチオン樹脂により下地と上塗り塗料の密着力を高めます。
たばこのヤニ、油ジミ等を抑える効果があります。
防カビ効果があります。
水性なので取り扱いや後始末が簡単です。

《用途・仕様》

適した場所

屋内外区分:屋内外用
・スレート瓦、セメント瓦、コンクリート床、ブロック塀、モルタル壁などへの塗装時の下塗り。
・塗り替え時の旧塗膜面への下塗り。

標準塗り回数

1回塗り

塗膜の仕上がり

透明

シックハウス対策品

F☆☆☆☆

《注意事項》
­頻繁に水がかかる所、いつも湿っている所、アスファルト面、劣化の激しい下地には使用できません。
­劣化が激しく、手で触ってボロボロと砂のように取れるような場合には充分な効果が得られませんので、
 アサヒペン油性シーラーを使用してください。
­本品は下塗り用塗料です。必ず上塗りをしてください。上塗りには水性塗料を使用してください。
­モニエル瓦には使用できません。

出典:アサヒペン 強浸透性水性シーラー
https://www.asahipen.jp/products/view/01010

上塗り塗料

エスケー化研/水性エコファイン

《水性塗料》一液・アクリル樹脂系・JIS認証・防火認定・防かび、防藻性・低VOC・透湿性

《特長》
­環境性能
環境汚染物質であるVOCは1%未満を実現。 安全で人に優しい塗料です。

・­優れた隠ぺい性、仕上り性
優れた隠ぺい(かぶり良さ)と仕上り性が、室内空間を美し く演出します。

・­優れた汚染除去性・防かび、防藻性
架橋塗膜構造を持つため汚れが内部に浸透しにくく、簡単にこれを拭き取ることができます。また、カビや藻等の微生物汚染に対しても優れた抵抗性があり、いつまでも美しく清潔な環境の維持に役立ちます。

・­優れた密着性
反応硬化した架橋塗膜は、各種下地や各種旧塗膜に対して優れた密着性を示します。このため、塗り替えにおいては、旧塗膜が活膜であれば、シーラーを施すことなく直接施工できます。

・­優れた透湿性
塗膜には透湿性能があるため、塗膜の膨れ、剥がれを防止します。

・­ヤニ止め
特殊な架橋塗膜構造により、汎用水性塗料に比べ、ヤニの影響を低減化し、軽微なヤニであれば抑制することができます。一度小面積で試し塗りをして確認してください。

《製品仕様》

一般名称

反応硬化形低VOC水性塗料

規格

JIS K 5660 つや有合成樹脂エマルションペイント(艶有り)
JIS K 5663 合成樹脂エマルションペイント 1種(艶消し)

防火認定

NM-8585/不燃、QM-9816/準不燃、RM-9364/難燃

ホルムアルデヒド放散等級

F☆☆☆☆

主要構成成分

アクリル樹脂エマルション

用途

・建築物の内外壁、内部天井、軒天
・建築物内部及び非雨掛かりの外部の鉄扉、門扉、手摺など

適用下地

・コンクリート、セメントモルタル、スレート板、せっこうボード、各種旧塗膜等
・鉄部(建築物内部及び非雨掛かりの外部)
※錆止め塗料として、水性エポサビアンダーをご使用ください
※水性エコファイン艶消しは適用できません

荷姿

16kg石油缶、4kg缶

標準塗坪

53~64m2/16kg缶、13~16m2/4kg缶

設計価格

1,430円/m2

艶の状況

艶消し、3分艶、半艶、艶有り

希釈

清水

色目

各色

塗装方法

吹付、ローラー、刷毛

期待耐用年数

6~8年

備考

下地の種類に応じ、適切な下塗材を選定してください。

標準塗坪は、一般的なものであり、下地の状態や環境などによる所要量の増減に応じて変わることがあります。

設計価格は、300m2 以上を基準とする材工共の価格であり、下地調整費は含んでおりません。また、地域により多少異なります。

期待耐用年数は、次の塗り替え時期の目安です。地域、立地条件、方角等により異なりますので、参考値としてお考えください。

公共建築工事標準仕様〔新築・改修〕につきましては、最寄りの営業所へお問い合わせください。

施工に際しては施工仕様書および製品容器に記載の注意事項を必ずご覧ください。また、製品の取り扱いは、それぞれの安全データーシート(SDS)に従ってください。

出典:エスケー化研 水性エコファイン
https://www.sk-kaken.co.jp/product/overcoat-materials/ecofine-w/

上塗り塗料

アサヒペン/《水性塗料》水性スーパーコート

水性・多用途・屋内外・ツヤ/あり、消し・塗り/1回、2回・特殊/防カビ、サビ止め
薄め方/薄まりにくい時、5%以内
超耐久・超多用途・2倍長持ち!!次世代塗料

画像出典:アサヒペン 水性スーパーコート
https://www.asahipen.jp/products/view/20003

《特長》
­特殊フッ素樹脂、シリコン架橋システム及び紫外線劣化防止剤(HALS)の相乗効果により、汚れにくく、
 耐久性が格段に優れた高性能塗料です。
­白系塗料には自動車用塗料にも使用されている高耐候性二酸化チタンを使用しています。
­酸性雨や酸性雪・排気ガス・塩害に強い塗料です。
­いやな臭いのしない無臭タイプで、1回塗りで仕上がります。(メタリック色は2回塗り)
­サビドメ剤、防カビ剤を配合していますので、サビやカビの発生を防ぎます。
­厚塗りしてもタレにくく、大変塗りやすい塗料です。
­ツヤあり色はエナメル調の美しいツヤに、ツヤ消し色は落ち着いたツヤ消しに仕上がります。

《用途・仕様》

適した場所

屋内外区分:屋内外用
・フェンス・門扉・鉄柵・看板・おもちゃなどの鉄部、鉄製品。
・カラーベスト・スレート瓦・セメント瓦・トタン屋根・トタンベイ。
・コンクリート・ブロック・各種サイディングなどの外壁やへい。
・ドア・雨戸・羽目板・板べい・ガーデン用品などの屋内外の木部、家具、木工品などの木製品。
・台所・居間などのしっくい・モルタル・コンクリート壁・板壁。
・発泡スチロール・アクリル・硬質塩ビのプラスチック面。

標準塗り回数

1回塗り/2回塗り ※色により異なります。

光沢

ツヤあり/ツヤ消し

塗膜の仕上がり

不透明(下地を隠す)

シックハウス対策品

F☆☆☆☆

《注意事項》
※釉薬瓦・いぶし瓦・モニエル瓦・日本瓦・素焼き瓦、カベ紙・絶えず水がかかったり水につかるところや、いつも湿っているところ、また床面、テーブル・カウンターの天面・座面には適しません。

《規格》
<ラインナップ> 1/12L、1/5L、0.7L、1.6L、5L、10L
<色見本> 45色(5L、10Lは20色)
※色見本はPC環境によっては実際の色と異なる場合があります。
※アサヒペン/総合カタログから、水性スーパーコートの色見本がご覧になれますので、
下記のURLからご覧ください。↓↓↓
https://www.asahipen.jp/webroot/digital-catalog/catalog2018/html5m.html#page=9
https://www.asahipen.jp/products/view/20003

<塗料タイプ> 架橋反応型水性シリコンアクリルエマルション樹脂塗料
<薄め方> 塗りにくい時は、水(5%以内)で薄めてください。
<乾燥時間> 夏期/30~60分 冬期/2~3時間
●塗り重ね時間の目安: 夏期/2時間以上 冬期/6時間以上

ブロック塀の塗り替えは3年ごとがベスト

ここでは、耐久年数の比較的短いブロック塀の塗り替えの時期について、ご紹介していきたいと思います。
いくらランクの高い塗料を選んでも、ブロック塀が立地の良くない場所にあれば、水分を含んで塗膜に膨れが出てきてしまいます。
ブロック塀の塗装は、外壁塗装の耐久年数に比べて、比較的短いので、定期的な塗り替えをオススメします。
理由としては、ブロック自体が水分を含む設計で作られていますので、年月が経つにつれて、ブロック塀の塗膜に膨れが出てくるのは施工上の不具合ではなく、住宅でいう外壁の経年劣化と考えていただければ分かりやすいかと思います。
ブロックの構造上、耐久年数が外壁よりも短いので、3年で塗り替えをするのがベストなタイミングだと理解しておけば、塗り替え時期に迷わず、ブロック塀の塗り替えをご検討していただけるかと思います。
また、膨れる前に対処して塗り替えをするというよりも、塗膜に膨れが出てきてからメンテナンスをして塗り替える、というようなイメージで問題ありません。

ブロック塀にぐらつきが出てきたり、ヒビが出てきたりなどと言った
不具合が見つかった場合は補修、または改修工事することをオススメします。
倒壊の恐れも出てきて危険性があります。
特に30年以上経つブロック塀は一度、
専門の業者の方にチェックしてもらう事をオススメします。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回はブロック塀塗装について解説しながら、オススメする塗料も一緒にご紹介させていただきました。
外壁を塗り替えている住宅に目を向けてみると、意外とブロック塀まで行き届いていないのは、業者の方もブロック塀の塗装までは勧めてこないのではないでしょうか?外壁塗装工事を施工された際に、ご依頼された施工業者に相談すると、意外とブロック塀の塗装費用はお手頃価格で施工してくれる業者の方もいたりします。
是非、今回の記事を参考に、ブロック塀の塗装をご検討なさってはいかがでしょうか。