皆様こんにちは!茨城県筑西市の塗装会社、ライズペイントです!
突然ですが、皆様のお家の屋根には太陽光(ソーラー)パネルは設置されていますか?
近年、エコ住宅の人気が高まっており、自家発電による電気料金の節約や災害時の電気の確保を目的として太陽光パネルを設置している、
または現在設置を検討している住宅が増えてきています。
そこで気になってくるのが、屋根のメンテナンスではないでしょうか?
屋根が太陽光パネルで隠れているからと塗装が不要だと考える方もいらっしゃるようですが、屋根は住宅の頭頂部のため、
特に太陽光パネルで隠れていない箇所は、常に紫外線や雨水を受け、日々劣化をし続けます。
そのため、太陽光パネルが乗っていても定期的なメンテナンスとして塗装はもちろん必要になってくるんです!
今回は太陽光パネルを設置している場合の屋根塗装の方法や注意点を徹底的に解説したいと思います!!
太陽光パネルがある場合、屋根塗装は必要?
結論から言うと、太陽光パネルがあっても、定期的な屋根塗装は必要です!!
冒頭で申しました通り、太陽光パネルで隠れていない箇所は常に紫外線や雨を受け続けます。
紫外線や雨水を日々受けている箇所は劣化が進むため、塗装の効果は低下していきます。
そして塗装の効果が低下すると屋根材の本来の機能が発揮できず、逆に機能の劣化を早めてしまい、雨漏りなど最悪の事態を起こす恐れがあります。
そのため、屋根材の機能の効果を保つためにも太陽光パネル設置後も定期的な屋根塗装が必要となります。
ただし、太陽光パネルが設置されている箇所については、太陽光パネルで常に隠れていることから、直接紫外線の影響は受けないため、
劣化の早さは太陽光パネルで隠れていない箇所に比べると比較的緩やかです。
そのため、太陽光パネルで隠れていない箇所のみ塗装するのが一般的ですが、その件については次項で詳しく解説いたします。
太陽光パネルがある屋根塗装のパターン
太陽光パネルが設置されている部分の下は塗りません。
というよりも、設置されてる状態では塗ることができません。
ですので、これから太陽光パネルの設置検討されている方は、設置前に屋根塗装をされることをオススメします。
先に太陽光パネルを設置してしまうと、屋根全体の塗装はできなくなります。
屋根のメンテナンス状況によって必ずしも設置前の屋根塗装が必要という訳ではないのですが、美観を気にされる方は
設置前に屋根塗装を行っておきましょう。
それでは太陽光パネルが設置されている場合、どのように屋根塗装を行えばよいのでしょうか。
ちなみに塗装方法は屋根の劣化状況によって変わってきます。
自分の住宅の屋根の状態に合った塗装をしてもらうためにも、どのようなパターンがあるのか、屋根塗装の依頼をする前に
あらかじめ知っておくことが重要です。
そこで今回は太陽光パネルが設置されている屋根塗装の代表的な3パターンの塗装方法について解説いたします。
1.太陽光パネルが乗っていない部分のみの塗装
※太陽光パネルの洗浄イメージ
まずは、太陽光パネルをそのまま取り外さず、太陽光パネルが乗っていない部分のみ行う塗装です。
この場合は、新築時に太陽光パネルがあらかじめ取付られていた場合です。
前述の通り、太陽光パネルが乗っている部分は乗っていない部分に比べると屋根材の劣化は比較的緩やかです。
そのため、塗装面積が太陽光パネルの面積分減るので、通常の屋根塗装の4分の1程度で済む可能性もあり、費用が抑えられます。
築10~15年ほどで初めて屋根塗装を行う人、費用をかけたくない人にはこの方法がオススメです。
太陽光パネル周辺の塗装可能範囲まで塗装するので、見た目にも違和感はありません。
その際は太陽光パネル部分への塗料の飛び散りを防ぐため、太陽光パネル部分はビニールで養生を行います。
また、屋根塗装最後には太陽光パネルの洗浄も一緒に行ってもらうことも検討しましょう。
しかし、この次の屋根塗装の際には太陽光パネルの下の部分の劣化も考慮して、太陽光パネルを取り外して屋根塗装を行わなければなりません。
デメリット
後述の『太陽光パネル設置の屋根塗装時の注意点』で詳しくご説明いたしますが、太陽光パネルは非常に繊細にできています。
屋根塗装中に破損や故障が発生する恐れがあるので、施工業者には充分注意してもらいましょう。
また、施工中はビニールで養生を行うため、普段より発電量は低下してしまうでしょう。
2.太陽光パネルを脱着して塗装
※太陽光パネル脱着イメージ
次に、太陽光パネルを塗装前に取り外して屋根全体を行う塗装です。
塗装終了後、再度太陽光パネルを取り付けます。
屋根全体をむらなく同じように塗装することができるので、太陽光パネルの下部分が心配な方にオススメです。
また、『1.太陽光パネルが乗っていない部分のみの塗装』を前回行った方や、新築時には太陽光パネルは未設置で、築後10年以上経ってから太陽光パネルを取り付けた場合の方はこちらの方法で屋根塗装を行います。
なぜなら、屋根自体が全体のメンテナンス時期になっているため、取り外してからの屋根塗装が必要となるからです。
手間はかかりますが、全体が統一された塗装を行えます。
デメリット
太陽光パネルの脱着費用は設置された太陽光パネルにもよりますが、『1.太陽光パネルが乗ってない部分のみの塗装』に比べ相場で、
プラス10万円~20万円程となります。
また、脱着する際の太陽光パネルの破損や、一度外してまた取り付けによる器具の不具合も生じかねません。
太陽光パネルを脱着すると、場合によるとメーカー保証を失効する可能性もあります。
そのため、万が一何かあった場合、太陽光パネルメーカーから付与された保証がある場合でも、屋根塗装など人的な理由で不具合が
生じてしまうと保証が適用されない場合があります。
特に年数が経った太陽光パネルの場合は経年劣化で壊れやすくなっていますので、注意が必要です。
もともと脱着費用が上乗せされている状態から、さらに太陽光パネルの破損や不具合が生じると、メーカー保証が適用されない場合、
そちらの修理費も必要となってしまいます。
そのため、太陽光パネルの脱着塗装の実績のある業者や太陽光パネル設置会社にお願いすることが重要です。
3.太陽光パネルを完全に撤去して塗装
※産業廃棄物イメージ
最後は太陽光パネルを完全に撤去してから行う塗装です。
太陽光パネルを設置しても思っていたほどの利益を得られなかったから撤去したいと思う人や太陽光パネルを設置して20年前後の場合は、この『完全に撤去』してからの屋根塗装がオススメです。
そういった方は太陽光パネルの撤去または屋根塗装のタイミングで完全に撤去し屋根塗装も行います。
屋根全体の塗装が可能なのはもちろん、撤去の際に必要な足場仮設も一度に行えて、足場仮設費用の節約ができます。
デメリット
太陽光パネルを撤去するには設置と同様に撤去、そして処分、さらにはそれに伴う費用と手間がかかります。
太陽光発電設備は粗大ごみではなく、『産業廃棄物』として扱われます。
産業廃棄物は撤去後、排出者(太陽光パネル所持者)が廃棄法に基づいた処理方法で行わなければなりません。
そのため、ひと口に『完全に撤去』と言ってもその後の費用と手間がかかることを充分に理解しておきましょう。
太陽光パネル設置の屋根塗装時の注意点
ここまでで、太陽光パネルが設置されている住宅の屋根塗装の方法はお分かりいただけたと思います。
そこで次は太陽光パネル設置中の屋根塗装を行う上で気を付けたい塗装のポイントをご紹介したいと思います。
1.太陽光パネルを踏まない
太陽光パネルは屋外に設置されていますが、表面はガラスでできていますので、
非常に繊細で、人が乗ることで割れてしまう可能性があります。
また、ひびが入ると太陽光パネル内部にほこりや雨水が入り込んでしまい、
故障の原因になってしまいます。
屋根塗装を行う業者にとって、太陽光パネルに乗らないと言うのは当たり前の
ことですが、心配な方は施工に入る前に『乗らない』『道具を置かない、
ぶつけない』等、施工業者に伝えておくと安心です。
2.太陽光パネルを高圧洗浄しない
外壁塗装や屋根塗装で塗装作業に入る前に行う高圧洗浄ですが、こびりついた汚れを取るために名前の通り非常に高い圧力の水を屋根に打ち付けます。
そのため、誤って太陽光パネルに高圧洗浄がかかってしまうと、太陽光パネルに傷がついてしまう恐れがあります。
太陽光パネルに傷がつくと故障の原因になってしまうので注意してもらいましょう。
ただ、太陽光パネルは屋根の上にあるので、非常に汚れやすくなっています。
汚れたままでいますと、太陽光本来の得られる効果が充分に発揮できなくなります
ので、手の届く範囲であるなら太陽光パネルに適した清掃を行うか、低圧で洗い流してもらうようにしましょう。
3.屋根状態のチェック
これは太陽光パネルの有無にかかわらず言えることですが、塗装する前は必ず屋根の状態を確認してもらいましょう。
実際に屋根の状態を確認することで適切な施工の提案をしてもらえます。
屋根の状態を良くするために塗装をするのに、状態が悪いまま塗装をしてしまうと、せっかく塗装しても短期間で剥がれてしまったり、塗装後まもなく雨漏り等の不具合が発生してしまうこともあります。
太陽光パネルは屋根に乗っている状態なので、屋根にひび割れ等がないかどうか、
また、太陽光パネル自体に傷や汚れがないか等、現状の状態の把握が非常に重要
です。
この時点で、屋根や太陽光パネルの状態で何かあれば、屋根塗装以外の工事が必要となってきます。
太陽光パネルが設置されている屋根塗装の依頼はどこに?
では、いざ、太陽光パネルが設置されている状態での屋根塗装をしたいとなった場合、どこへ依頼すればよいのでしょうか?
繊細な太陽光パネルを知り尽くしている太陽光パネル設置会社がよいのか、それとも塗装専門の塗装会社なのか。
太陽光パネルが乗っていない部分のみの塗装を行う場合は塗装会社への依頼でも大丈夫です。
その際は前述の通り、太陽光パネルに注意を払ってもらうことを忘れずに伝えましょう。
また、太陽光パネルが設置された屋根の塗装実績がある塗装会社を選ぶことも大切です。
しかし、太陽光パネルの脱着からの塗装は太陽光パネルを設置した会社へまずは依頼・相談するのがベストでしょう。
それは施工中、および、施工後に不具合が生じてしまった場合、その不具合が保証の範囲内か、またそもそも保証の期間内なのかなど、
保障問題があるからです。
トラブルにも発展する場合もありますので、まずは太陽光パネルの設置会社から見積もりを取って検討しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
近年、太陽光パネルが取り付けてある住宅は増えていますが、設置した時期によって適した塗装の方法も変わってきます。
大事な太陽光パネルを傷つけず、また、定期的な屋根のメンテナンスは欠かさず屋根を長持ちさせましょう!