茨城県筑西市の塗装会社、ライズペイントです!
長年住んでいると、内装の汚れや傷が目立ってきたり、色が褪せてきたり等の経年劣化が目につき始めると内装のリフォームを
ご検討される方も少なくないかと思います。
しかし、いざ内装をリフォームするにしても、クロスの貼り替えと内壁塗装どちらがいいのか?、リフォーム費用は
どのくらいかかるのか?など、いろいろ不安なことも多いかと思います。
そこで今回は内装塗装のポイントやリフォーム費用の相場を解説しながらご紹介していきたいと思います。
塗装とクロス(壁紙)の違いについて
まず、端的に解説させて頂くと、クロス(壁紙)とは、内装の壁の貼り替え工事を施工するのに量産された内装用の壁紙のことを呼びます。
クロスでの内装のリフォーム費用の方は、安く済むことや施工に掛かる工期も早く仕上がるというメリットがあります。
しかしデメリットとして剥がした古いクロスが大量に廃材として出てしまうことや、クロスに傷や汚れが付いた場合は部分での補修ではなく、
クロス1枚の貼り替えとなってしまいます。
また、クロスの発売からの年数が経っていると同じ規格の物が販売されていない場合もありますので、クロスの統一感を出すことを考えると、
全面貼り替えの施工をしなければならないというデメリットも予測されます。
一方、塗料を使用しての内装塗装リフォームでは手間がかかるので、施工に工期はかかるものの、選択できるカラーバリエーションも
豊富にあり、塗装する事で高級感にも溢れるため、お洒落なインテリアとして注目してみてもよいでしょう!!
内装塗装における『メリット』と『デメリット』とは?
内装塗装リフォームとは室内を塗装するのに身体に害のない内装塗装専用の塗料を使用して、室内の壁や天井のクロス、または木部などの
塗装をします。
そして長年の日常生活における内装の傷や汚れ等に下地処理をして経年劣化した内装に適した塗料を使用するため、リフォーム塗装はきれいに
仕上がります。
近年では、塗料を使用して仕上げる内装リフォーム塗装はクロス(壁紙)にはない風合いが味わえるリフォームとして、注目を集めています!!
そこで次は内装塗装のメリットとデメリットをご紹介いたします。
メリット
まずはメリットとして内装塗装を選ぶ理由を3つご紹介いたします。
①施工するのに廃材が出ない!!
内装リフォームでクロスの貼り替えをする時は古くなり劣化してきたクロスを剥がしてから施工するので、もちろんのこと廃材が出ます。
しかし内装塗装の場合は既存の天井や壁に下地処理をしてから塗装をしていくので、廃材を出すことなく施工できます!!
②塗料の色を選択する際のカラーバリエーション!!
外壁の塗り替えを経験されたことのある方にはご存知の方も多いと思いますが、内装塗装用の塗料のカラーバリエーションも外装塗装と
同じく豊富にあります。
また、調色も可能なので施工の際に妥協することなく好みの色に塗装する事ができると言う事は最大のメリットと言えます!!
③傷や汚れが付いた時でも塗り替えが簡単にできる!!
塗装でのリフォームでは部分的にどこかが汚れたり傷が付いたりした場合でも、大掛かりな補修工事をしなくても部分的に補修することが
可能です。
加えて塗装後の年数が経っている場合は、同じ塗料を使用しても既存の塗装よりも色が浮いてしまうため、周囲の色合いに合わせて調色して
補修することも可能です。
ですので、内装の全てを塗り替えて補修する手間が掛かりません。
※トイレや洗面所の様に区切られた部分的の施工箇所ならDIYで可能な事もメリットと言えます!!
デメリット
次に内装塗装の際、生じてしまう3つのデメリットのご紹介です。
①内装塗装リフォームする場合にはクロス貼り替えよりも工期がかかる!!
内装を塗装で仕上げてリフォームする場合には、クロス貼り替えに比べて下地処理から養生・下塗り・中塗り・上塗り・養生剥がしと
作業工程が多いことや、気候による塗料の乾燥時間などの関係で、施工完了までの工期に時間が掛かってしまいます。
②塗料によって汚れが付きやすい!!
内装塗装の塗料には艶消しの塗料が使われることも多く光沢のある塗料に比べると汚れが付きやすい傾向があります。
一方で、キッチンなど水廻りには光沢の出る艶ありの内装用塗料を使用することで汚れが付きにくく、逆に掃除がしやすいという
メリットもあります。
玄関や水廻りにはクロス(壁紙)を使用することも1つの施工方法なので、『ケースバイケース』で検討してみるのも良いかと思います。
また、プラスチック素材や木製の巾木などを貼りリフォームすることで、『お洒落』な風合いの空間にできますので、内装塗装リフォームを
依頼する施工業者の方とご相談の上で施工される事をお薦めします!!
③クロス貼り替えの施工費よりも内装塗装リフォームの方が費用は高くなる!!
クロスの貼り替えよりも施工費用が高くなる理由として内装塗装リフォームの作業工程ではパテ処理やコーキング処理などの下地処理から
『養生・下塗り・中塗り・上塗り』と手間と時間を充分にかけて内装をキレイに剥がして下地処理をします。
ですので、クロスを剥がし、新しいクロスを貼って完了すると言うクロスの貼り替えよりも、内装塗装はどうしても施工費用が高くなる
傾向があります。
内壁塗装を施工するのに知っておきたいポイント5選
そこで次は内壁塗装を施工するうえで、押さえておきたいポイントをご紹介いたします。
1.下地処理から施工を行う施工業者に依頼する
内装塗装リフォームを専門の施工業者に依頼する時のポイントは下地処理から
しっかりと施工してくれる業者を選ぶことです!
天井や壁面は一見、キレイに見えても意外にホコリや油汚れ、電子タバコ以外の
喫煙によるヤニが付着しています。
下地処理ではこれらの汚れなどをしっかり除去してからパテやコーキング処理に
よるクラック(ひび割れ)補修を行い、更に除去しきれなかったホコリやヤニが
浮き出てこないように専用の下地塗料のシーラー塗布を施工します。
ここまでが下地処理になりますので、施工業者を選ぶ際には見積書の作業工程に
ある下地処理の工程の説明を詳しく聞いてから施工業者に依頼することを
お薦めします!!
2.シックハウス症候群などの身体に悪影響を及ぼさない塗料を選択する
塗料に含まれる『ホルムアルデヒド』や『トルエン』、『キシレン』などの
揮発性有機化合物(VOC)がシックハウスやアレルギーの原因になると言われて
います。
また、油性の塗料は臭いが強く、化学物質が含まれた塗料が多い為、要注意と
なります!!
塗料を選択する際には、有機溶剤の使用料が少ないホルムアルデヒド放散等級が
示してある塗料を選択することがポイントになります。
3.内装塗装リフォームに最適な季節は春と秋
外壁塗装にも使用される水性塗料は外壁塗装だけに限らず内装塗装に使用する
場合でも気温の影響を受けやすいのは同じです。
そのため、内装塗装リフォームをする際にも塗装工事に最適な季節の春か秋に
検討することもポイントになってきます!!
4.施工箇所に適した塗料を選択する
例えば、トイレや洗面所の湿度が高い場所や水撥ねが多い場所には前述の通り、
掃除もしやすく長持ちするという理由から、光沢のある耐久性の高い艶有の
塗料を選ぶことをお薦めします!!
この他の場所でも施工する際に適した塗料を選択するために、依頼される施工業者の方とその都度、相談しながら色味本帳で塗料を選択することがポイントです。
そうすることで出来上がりの不満や違和感がなくなります。
5.内装塗装リフォームをするにはDIYでも可能
今はホームセンターなどでもDIYコーナーが充実しているので、ご自身での内装塗装
リフォームも可能です。
しかし、DIYとなると完璧な下地処理までは専門の施工業者と同じように施工する
ことが難しく、仕上がりに差が出てしまいますので、キズや汚れ等が気になり、
DIYで塗装し直すのであれば、洗面所やトイレ等の塗装面積が少ない場所での
DIYがお薦めです!
内装塗装リフォームに適した塗料の種類
内装塗装をするにあたり、内装用塗料にはどのような種類があるのか、代表的な塗料の特徴を紹介していきたいと思います!!
1.水性塗料
水性塗料には有機溶剤の含有量が少ないので、環境にも優しいと言われている製品なども多く出ています。
水性塗料の耐久年数も長く持続する為、外壁塗装にも使用されています。
現在では『超低臭型室内用水性塗料:COZY PACK』という極限まで臭いを抑え、かつ(VOC)を一切含まない水性塗料と言う製品も
開発されています!!
お薦めしたい『超低臭型室内用水性塗料:COZY PACK』の製品情報の詳細を下記URLからPDFでご覧ください。
2.油性塗料
油性塗料は水性塗料と違い有機溶剤の含有量が多いため、身体の健康に悪影響を与えてしまうため、内装塗装には不向きですが、
密着性も高く短時間で乾燥すると言う特徴があります。
そのため、外壁塗装には多く使用されていますが、内装塗装にはお薦めできません。
3.アクリルエマルジョンペイント
内装塗装に使用されるアクリルエマルジョンペイント(AEP)塗料とは、ビニールコーティングされている塗料の事で
艶感のない落ち着いた仕上がりになる塗料です。
アクリルエマルジョンペイント塗料を使用して塗装する事で空間に落ち着いた雰囲気を演出してくれます!
光が当たった時でも反射することもなく洗練された高級感のあるキレイな仕上がりになってくれるのも魅力の塗料と言えます。
4.自然塗料
自然塗料とは原料に石油や合成顔料を含まない天然の素材を主原料として作られた塗料になります。
古くからは渋柿などが用いられていましたが、アマニ油・白ロウ・桐油・カルナバロウ・コパル・蜜ロウ・ラベンダーオイル等も
原料として使用されています。
自然塗料とは安全性が高く、人や環境に優しいというコンセプトで多くのメーカーから作られていますので、吸湿・消臭機能の効果を
持つタイプもあり、寝室などに最適とされています!
室内にお薦めしたい自然塗料『SOIL PAINT HiLaRi』の製品情報の詳細を下記URLからご覧ください。
5.オイルステイン
『オイルステイン』とは室内外の木部に使用し、塗膜を作らずに浸透させて、着色する着色専用の塗料のことをオイルステインと呼びます。
使用方法としては液状で低粘度なため、刷毛などで木部に塗布し浸透させて着色していきます。
木部の下地に浸透させる木部専用着色剤の為、ペンキやニスの上からは着色することができません。
そのため、物性を出すためには上塗りの塗料を塗布する必要性があります。
お薦めしたいオイルステインの製品情報の詳細を下記URLからご覧ください。
https://www.washin-chemical.co.jp/product/watertype/aq2020_oilstain/2745
6.黒板塗料
黒板塗料とは塗装ができる箇所ならどこでも黒板にしてしまうと言う塗料のことで、塗装するだけで、チョーク文字やイラスト等が
描ける様になります。
また、ブラックボードペイントやチョークボードペイントなどと呼ばれることもあります。
この塗料は専門の施工業者に依頼するよりも、キッチンの壁の一面のみをDIYして、お洒落なCafe風の空間を演出するのも家庭での
『コミュニケーションツール』としてお部屋のドア等にDIYするのも、遊び心が出ると思いますので、
黒板塗料はDIYされる方にお薦めです!!
この黒板塗料でお洒落な空間にDIYしたい方にお薦めしたい安全無害なチョークボードペイントの情報を下記URLよりご覧ください。
7.スケッチペイント
スケッチペイントとは既存の壁をホワイトボードの様に塗装できる塗料のことです。
スケッチペイントはポリウレタンアクリレート系2液型水希釈塗料の事で『ホワイトボードペイント』等とも呼ばれていて塗装後の壁は
ホワイトボードのようになりますので、ホワイトボード用マーカーを使用することができるようになります。
透明色なため、下地に好みの色で塗装しておくと、オリジナルのホワイトボードになります。
小さなお子様のいるご家庭では子供部屋の壁をスケッチペイント塗料で塗装しておくと、スケッチした後もお子様でも簡単に掃除ができますので、
子供部屋をDIYするのにお薦めな塗料になります!!
DIYでスケッチペイント塗装したい方にお薦めの情報を下記URLからご覧ください。
8.マグネット塗料
マグネット塗料とは磁石が付く下地用塗料です。
マグネット塗料は速乾性があり、手早く塗装できることや水性低臭型なので、室内でも安心して使用することができる下地用塗料になります。
下地用塗料なので塗装した部分が全面マグネットボードになりますので、小さなお子様のいるご家庭の子供部屋やメモ等をサッと
貼っておきたい仕事部屋、画鋲などでクロスをキズ付けたくない壁などの下地にお薦めの塗料になります。
上塗りにお好みの塗料で塗装して仕上げてもその効果の持続性がある塗料です。
お薦めしたいマグネット塗料の製品情報を下記URLからご覧ください。
内装塗装リフォームにかかる工期と施工費用の相場
内装塗装リフォームを依頼するにあたり、リフォーム費用はいくらくらいかかるのか?また、リフォームを施工する工期は
どのくらいの期間を見ておけばよいのか?など疑問になる点を詳しく解説していきたいと思います。
内装塗装リフォームにかかる施工費用の相場とは?
内装塗装リフォームの施工費用の相場は施工箇所や㎡数によっても異なってきますが、概算の費用相場として、4万円~15万円が
相場とされています。
内装塗装リフォームを施工する施工箇所や施工方法の違いから大きく異なっていきますので、例で説明させていただくと、
50㎡未満の㎡数でトイレなら10万円以下が相場になり、100㎡程の㎡数の広いリビングであれば、8万円~12万円くらい
が相場と言われています。
さらに、既存の壁や天井などの傷みが激しい場合には下地のパテ処理にも手間と時間をかけなければならないので、
その場合の費用相場が4万円~8万円程になってきます。
塗料の種類にもランクがありますので、防汚性や低臭型、耐水性のある塗料を選択すると費用の方もかさんできますが、
費用と時間や手間をかけた分は耐久年数も長く持ってくれますので、施工業者に依頼する際に相談した上、ご検討して頂くことをお薦めします。
内装塗装リフォームにかかる工期とは?
塗装箇所の㎡数などにも関係してきますが、部分的な壁一面程度なら半日~1日くらいで施工完了します。
内装塗装リフォームの施工に当たり古くなったクロス(壁紙)を剥がす除去作業をケースバイケースで施工してパテによる補修をし、
パテ補修の箇所にサンドペーパーによる研磨作業を施工してから下地材のシーラー塗布の下地処理を行います。
そのあとに塗装の基本の下塗り・中塗り・上塗りの工程があり、それぞれの工程における乾燥時間が必要になってきます。
そのため室内全体など規模が大きくなり、㎡数が広く下地処理の箇所なども増えてくるとなると1週間~2週間程度の工期を見ておくと
よいと思います。
内装塗装リフォームの依頼は専門の施工業者に相談
日常生活をしている室内のリフォームとなりますと、室内のクロスの貼り替え工事を簡単に検討することも中々難しいかと思います。
近年ではDIY等と言う方法で室内のリフォームをされたりする方も増えてきますが、大掛かりな室内塗装リフォームになってきますと、
内装塗装の仕上がり具合に左右されてしまいますので、やはり専門の知識と熟練された技術が内装の美しい仕上がりへと繋がってきます。
DIYで内装塗装を施工するまでの技術に自信がない場合やDIYするにも知識が不十分だと考えた場合には内装塗装リフォームになりますので、
専門の施工業者に相談されることをお薦めします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
外装塗装は意外と目にしているものの、専門の職業ではない一般のご家庭の方は『クロスの貼り替え』での内装リフォームを考えている方も
多いかと思います。
塗装で内装をリフォームしようと考え付かないでいる方も多くいるのではないかと思い、本記事で塗装による内装リフォームの良さを知って
頂けたら思い、ご紹介いたしました。
外壁塗装工事をされて外観をキレイにしたら築年数の経つ内装もキレイにしたいと思った時、内装リフォームをお考えになられたら、
クロスの貼り替えだけではなく『内装塗装』と言う方法で一部屋ずつ無理なくリフォームしていける施工方法もあることをご紹介させて
いただきましたので、本記事を参考にしていただければ幸いです。