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大量発生する害虫等に対応!外壁塗装からもアプローチできる防虫対策

茨城県筑西市の塗装会社、ライズペイントです!

皆さんの家の外壁や庭などに、羽が付いた小さな虫が大量発生していることはありませんか?
小さい虫の正体はユスリカと言います。
幼虫が水中で呼吸する時に身体を揺らすという特徴があることから、ユスリカという名前になったと言われています。
ユスリカ最大の特徴は、群れで移動し、蚊柱をつくることです。
ただし、蚊ではありませんので血を吸われる心配はありません。
この蚊柱の中にうっかり突っ込んでしまった事があるのですが、、それはそれはご想像できる通り、パニックになります・・・(苦笑)。
ユスリカは健康を害する恐れはありませんが、目や口に入ったら、もちろん気分の良いものではなく。。
大量に家の中に侵入した死骸の粉塵で、アレルギー性のぜんそくや鼻炎の原因になる事もありますので、注意は必要です。

では、外壁や庭に虫が集まって来る場合、どのような対策を行えば良いのでしょうか。
問題を解決するには、虫が集まる原因を理解したうえで、その原因に合わせた対策が必要です。
家の中に虫が入ってしまって、退治に悩んでおられる方もたくさんいらっしゃる事でしょう。
外壁塗装中の住宅だけでなく、すでに塗装済みの住宅や新築住宅でも被害は報告されており、虫が集まる原因は一つではありません。

この記事では虫が集まる原因と対処方法、防虫対策について紹介しているので、外壁や庭などに虫が集まってお困りの方は、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

外壁に虫が集まる原因

虫の被害を解決するには、根本的な原因を特定することが大切です。
原因を把握できないまま、むやみやたらに対策を行っても、効果は見込めません。
まずは、外壁に虫が集まっている原因は何に該当するのかをきちんと把握しましょう。
外壁に虫が集まる原因として考えられる事は、以下の3つが挙げられます。

1.シンナーなどの外壁の塗料に反応

外壁塗料は、大きく4つの材料で構成されています。

構成材料
役割
顔料
色付けを行う
合成樹脂
塗料の耐久性を高める
希釈材(きしゃくざい)
顔料や合成樹脂を溶かし、塗りやすくする
添加物
塗料に機能を付加する(防腐・乾燥・艶消しなど)

虫の中には、触覚でニオイやフェロモンを感知し、食べ物や生き物を見分ける種類が存在しています。
こういったニオイに敏感な虫は、塗料に使用されているシンナーやトルエンといった成分に反応し、寄って来てしまうことがあるのです。
塗装中や乾燥中に虫がくっつくと外壁に黒い斑点ができてしまうため、ニオイが強い塗料を使用する際は注意が必要です。
油性塗料の場合、希釈材に用いられる溶媒はシンナーです。匂いに敏感な種類の虫は油性塗料、独特の匂いに寄ってくることから、シンナー、またはシンナーに含まれるトルエンという成分に反応していると考えられています。
油性塗料で外壁塗装している際に虫が寄ってきたら、シンナーやトルエンが原因となっている可能性を考えてみるとよいでしょう。

2.紫外線に反応

バイオメカニズム学会誌の「光に対する昆虫の反応とその利用技術」によると、ガや一部の甲虫は、紫外線を多く出す光源に誘引されることが確認されています。

虫は波長が約360nm(ナノメートル)前後の光、つまり紫外線に反応しやすい生き物です。
夜の外灯に、小さい虫が集まるのも、蛍光灯が紫外線を発しているためです。

明るい色の外壁は、紫外線の反射率が高いことから、虫が寄ってきやすい状態です。特に、白に近い色や淡色の外壁材や塗料を使用している場合、虫が寄ってくる原因は外壁の可能性の場合があります。

参考:パナソニック「各種材料の反射率

3.外壁の色に反応

早春から活動を始める昼行性のハエ目(もく)やハチ目(もく)などの虫は、黄色に多く集まる性質があります。
日本の春に咲く花に黄色い花が多いのは、虫の活動によって受粉を行うため、花の香りや蜜に加えて、黄色い色で虫を誘引していると考えられます。そのため虫は花や植物と似た色の黄色または黄色に近いクリーム色など、もしくは紫外線を反射しやすい色の外壁に虫が集まりやすいとされています。

参考:バイオメカニズム学会誌「光に対する昆虫の反応とその利用技術

注意したい色は、以下のとおりです。

白・黄色・クリーム系の色・青・緑色など、このような色を外壁に使用している場合、虫が植物や紫外線と勘違いして寄って来てしまいます。
害虫被害に悩んでいる場合は、上記の色を避けて外壁塗装しましょう。

外壁に虫がいるときの対処法

外壁に虫が複数発生している場合には、被害が拡大する前に、早めに対処することが大切です。
虫が寄ってくる場合の対処法は以下の4つを参考にしてください。

1.虫除けスプレーで応急処置する

すぐに虫を駆除したい場合には、虫除けスプレーの使用が効果的です。ホームセンターやドラッグストアで、駆除したい害虫に合わせた虫除けスプレーが数多く揃えられています。
IGR剤」の虫除けスプレーは成虫だけではなく、幼虫や卵にも効果があります。安全性を重視する方にもおすすめです。
ただし外壁用の虫除けスプレーであっても、使用箇所が変色したりやシミができたりするおそれがあり、注意が必要です。
虫除けスプレーを使いたい場合、まずは目立たない部分で試してみるとよいでしょう。

2.虫の発生原因を特定、解決する

外壁に大量の虫が寄ってくる場合、家のまわりに発生原因が潜んでいる可能性があります。
自宅が以下の発生原因に当てはまらないか、確認してみましょう。

<家の周りに雑草が多い>
家の周りに雑草が多いと風通しが悪くなり、虫が発生しやすい環境を知らず知らずに作っている場合があります。
さらに、外壁近くに物を多く置いている場合、風通しが悪く、湿った環境となり虫が発生する原因となります。
虫の発生場所を特定したら駆除を行うと同時に、虫が発生しづらい環境にすることが大切です。

<ベランダなどの排水口が汚れている>
雨水が流れ湿気がたまりがちなベランダなどの排水口に、ゴミが付着したまま放置されていれば、チョウバエなどの虫が寄り付く原因となるでしょう。チョウバエは越冬し、大量の卵を産む特性があります。
室内に侵入すれば大量のチョウバエが発生し、不衛生な環境になるおそれもあります。
虫が大量に発生していれば、排水口まわりも確認し、定期的な清掃を心がけましょう。

<ガーデニングの土に虫の卵があった、虫の卵を産み付けられた>
庭でガーデニングをしている場合、土からも虫が発生するケースがあります。たとえば、最初から土に虫の卵が混ざっているケースです。また、水が乾きにくい水はけのよくない土を使用していた場合は、湿った場所を好む虫に卵を産みつけられやすいです。

3.塗装した外壁に虫がついてしまったら…?

外壁塗装の最中や乾燥中に虫が付着すると、黒い斑点になって外壁に残ってしまいます。
万が一、塗装中に虫が寄ってきて外壁に付着してしまった場合は、サンドペーパー(やすり)でこすると簡単に汚れを落とせます。
サンドペーパーは100円ショップなどでも手に入れられるため、DIYでも対処は可能です。
ただし、技術がない人が作業すると削りすぎてしまう可能性があるので、念のため施工を行ってくれた業者に対応を依頼したほうが安心です。外壁の仕上がりをチェックする時は、虫が付着していないかについても、しっかりと確認しておきましょう。

4.外壁塗装会社に相談する

虫除けスプレーの使用や、虫の発生原因の解決によっても被害が収まらない場合、外壁のプロである外壁塗装会社に相談し、解決策を見つけてもらいましょう。
外壁の匂いや色によって虫が寄ってくる場合、防虫塗料を用いたり、外壁の色を変更したりすることで解決できる可能性があります。

外壁塗装でできる防虫対策

1.虫が反応しにくい色で塗装する

虫は紫外線にひきつけられる性質があるため、外壁を紫外線を反射しにくい色にすることで虫の寄り付きを防ぐ効果があります。
虫が認識・反応しにくい色の塗料を使用することも、虫除けには有効です。
例えば以下のような黒・グレー・ブラウン・ピンク・赤色は紫外線の反射率が低く、虫が集まりにくい色とされています。

特にグレーやブラウンは汚れが目立ちにくいため、メンテナンスの手間を減らしたい時にもオススメです。
完全に虫を防ぐことはできませんが、害虫被害は、かなり軽減できるでしょう。
ただし、黒い外壁にする場合は注意が必要です。
黒は紫外線を反射しづらいため、太陽の熱を吸収する特性があります。
そのため、黒い外壁の家は壁から熱が伝わることで、室内に熱がこもりやすくなるでしょう。
夏場の省エネや断熱を考えると、虫対策のためだけに、黒い外壁にする事は、あまりオススメできません。

2.水性塗料を使う

外壁塗装の際に、水性塗料を使用するのも有効な方法です。
ニオイに反応する性質をもつ虫は、油性塗料に含まれるシンナーやトルエンの匂いに反応して、外壁に引き寄せられます。
そのため、こういった成分が含まれない水性塗料を選ぶことで、防虫効果を得ることが可能です。
水性塗料には、「金属に密着しにくい」「気温が低い時期や湿気の高い時期の塗装に向いていない」というデメリットがありますが、水に溶けて流れてしまうということはありません。「油性塗料より劣化しやすく塗り替えが必要になる」というわけではないので、安心して使用してください。

3.水性塗料のうえに防虫塗料を塗る

防虫塗料は、虫を寄せ付けない成分を配合した塗料です。
水性塗料を塗った上から防虫塗料を塗ることで、防虫効果がさらに高めることができます。
例えば、関西ペイントから発売されている「アレスムシヨケクリーン」は、防虫効果のある成分を配合しており、以下の虫を寄せ付けにくくなっています。

・ユスリカ・チョウバエ・キイロショウジョウバエ・ガ
・羽アリ・白アリ・ハチ・クモ・カメムシ・ブヨ・アブ

人体や動物にも安全で、塗装後に乾燥すれば無色透明、壁の保護にも役立ちます。
ただし、無塗装のコンクリートやモルタル、しっくいなどアルカリ性の強い外壁には直接塗装できないため注意が必要です。

4.電灯をLEDライトに変える

屋外ライトが蛍光灯の場合、微量な紫外線が発生するため、虫が集まりやすくなります。
屋外ライトを蛍光灯から紫外線の発生が少ないLEDに変更するだけでも、外壁の害虫対策効果が得られる場合があります。
また、部屋の灯りと少し離れた部分に誘虫ランプで誘導する事も効果が期待できます。
ぜひ外壁だけではなく、住宅に使用する電灯にも気を配ってみてくださいね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
外壁塗装の工事中だけではなく、日常生活の中でも、多くの人を悩ませる害虫。
今回は、外壁などに大量発生する虫の対処方法について解説しました。
虫に悩まされる毎日を送られている方は、今回ご紹介した対処方法を是非検討しましょう。
外壁に使用する塗料や色によって虫の寄り付きやすさは変わるため、外壁塗装の際は防虫対策にもアプローチしてみて下さいね。
周辺環境や希望するデザインによって、最適な害虫対策法は異なります。そのため、信頼できる業者と相談しながら、ご自宅に合ったオーダーメイドの外壁塗装をすることが大切です。
外壁塗装をご検討の方は、ぜひライズペイントまでお気軽にご相談ください。