皆様こんにちは!茨城県筑西市の塗装会社、ライズペイントです!
敷地内を上手に活用する方法として近年、ひそかに注目を集めてきているサンルームは洗濯物スペースやくつろぎ空間、趣味の場として
生活を便利にしてくれます。
そんなサンルームですが、今ある住まいを変えずに『後付けできるのか?』、『その場合の費用は?』、『税金は増える?』など、
気になることが多いと思います。
そこで今回はサンルームに関わる費用や特徴、注意すべき点を中心に解説していきたいと思いますので、ぜひ参考にしてください!
サンルームとは?
ほとんどの家に備わっているベランダや近年人気のあるテラス、ウッドデッキとは違い、あまり馴染みのない『サンルーム』。
では、『サンルーム』とは一体どんな部屋で、どんな利便性を持っているのでしょうか。
サンルームとは庭やベランダなどのスペースに、日光を多く取り入れるために外に張り出すように作られた部屋のことです。
屋根や壁面部分が全面ガラス張りのため、部屋なのに外と同じように自然光を効率的に取り込めるという特徴があります。
そのため、ベランダのように洗濯物を干したり、庭のようにガーデニングを楽しんだりするのはもちろん、部屋として使えるため、
椅子やテーブルをおいて趣味や日光浴を楽しんだり、子供の遊び場、ペットのくつろぎスペースなど幅広く活用できます。
また、はじめに話しておくと、戸建ての住まいであれば、サンルームの後付けは基本的には可能です。
屋根付きのテラスがあるなら、ガラス壁の追加でサンルームへとリフォームもできます。
そんな便利なサンルームですが大きく分けると、一般的に普及している『テラス囲い』と高級でおしゃれな雰囲気の『ガーデンルーム』の
2つのタイプがあります。
テラス囲い
住宅の扉や窓などの位置に設置され、住宅の外に張り出したテラスをガラスの屋根や壁で囲った空間で洗濯干し場や遊び場、趣味のスペースと言ったご自身のアイディア次第で幅広く活用できるサンルームです。
天気やPM2.5、花粉・黄砂など気にせず洗濯物を干して外出できるので、共働きや留守の多い家庭などを中心に人気があります。
ガーデンルーム
扉が全面開放できる折れ戸で、部屋と庭の間の雰囲気を持ち、リビングと庭双方の延長として使えます。
部屋でもあり、庭でもあることから、部屋からは開放的な空間が得られ、庭からはさらに広いスペースが得られるといった特徴があります。
おしゃれなリゾートホテルのような空間を演出でき、テラス囲いよりも自然との
一体感を優雅に味わえると言った魅力があります。
サンルームの特徴
ここではサンルームの特徴であるメリットデメリットについて解説していきます。
また、デメリットを解消する方法もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
メリット
まずはサンルームのメリットはこちらです。
①天気・季節に関係なく洗濯物を干せる
サンルームの一番の特徴はガラス張りの屋根や壁から自然光を豊富に取り込めることです。
そのため、晴れの日は洗濯物が乾きやすく、雨の日も気にせず洗濯物を干しておくことができます。
また、洗濯物だけでなく、布団など大きなものを干すのにも重宝します。
そして今や、日本人の国民病とも言われる『花粉症』の方も花粉の季節を気にせず洗濯を干せるのは魅力ですよね!
②ライフスタイルに応じてさまざまな部屋として活用できる
サンルームに椅子やテーブルを置いて、日光浴やガーデニングなど趣味やリラックススペースにしたり、子供の遊び場やペットのくつろぎスペースにしたりと、ご自身のアイディア次第で幅広く活用が可能です。
また、部屋でありながら屋外のような空間のため、開放的に過ごせます。
③隣接する部屋を暖められる
特に冬はガラス張りの効果を発揮します。
ガラス張りの屋根や壁を通して、暖かい日差しが部屋の奥まで入り込み、
サンルームで暖まった空気で隣接する部屋を暖め、暖房費の節約になることもあるようです!
デメリット
そしてサンルームのデメリットはこちらです。
①暑くなりやすく、寒くなりやすい
これはメリット③と表裏の関係にもなるデメリットです。
サンルームは屋根・壁共にガラス張りのため、どうしても外気温や日当たりに影響を受けやすく、特に夏は予想以上に暑くなってしまいます。
逆に冬は簡易的なサンルームの場合、すきま風などが入り込みさらに冷えることもあるので、注意が必要です。
また、北側や日当たりの悪い場所に設置すると冬場は非常に寒くなります。
②結露対策が必要
冬場、窓に良く起こるのが室内と外気温の差で生じる結露です。
それがサンルームともなると、全面ガラス張りの特徴からご想像できると
思いますが、結露の範囲も大規模です。
③こまめな掃除が必要
サンルームは屋根・壁共に全面ガラス張りのため、内外の汚れがどうしても目立ちます。
そのため、衛生面でも美観の面でもサンルームをきれいな状態を維持するためには、こまめな掃除が必要となります。
デメリット解消法
では次に、上のデメリットの解消方法をご紹介したいと思います。
デメリット | 解消方法 |
---|---|
①暑くなりやすく、 寒くなりやすい | ・カーテンやブラインド等の日よけの設置 ・屋根に熱線吸収機能のある屋根材の使用 (一般ポリカーボネートや熱線吸収ポリカーボネート) ・遮熱ガラスの使用 ・エアコンや換気扇の設置 |
②結露対策が必要 | ・二重サッシにする ・換気扇の設置 ・断熱性の高い素材を使用 ・断熱フィルムや結露防止用シートを貼る |
③こまめな掃除が必要 | ・屋根材に防汚機能の高い材質を使用 ・定期的にお手入れを行うことで、目立つ汚れは予防できる |
サンルームのタイプ別設置場所
サンルームは1階・2階どちらにも増築が可能です。
そのため、設置場所や床の高さの違いによって4つのタイプに分けられます。
1.床納まりタイプ
主に1階に取り付ける床と壁、天井がセットになったサンルームです。
部屋から床続きになっているため、部屋からそのまま入ることができ、サンルームへの移動がスムーズです。
洗濯物干し場や趣味スペースと言ったくつろぎスペースにおすすめです。
2.土間納まりタイプ
1階のタイル土間やコンクリートテラスの上につくるサンルームです。
土足で使うサンルームで、物置や自転車置き場、ゴミ置き場など、半屋外として
活用されることが多いです。
また、住まいと段差があるため、床納まりとは逆に靴の脱ぎ履きが必要になります。
取り付ける場所がコンクリートやタイルでない場合、別途土間工事が必要になる
こともあります。
3.造付バルコニー囲いタイプ
2階の造り付けのバルコニーをぐるりと囲うタイプのサンルームです。
取付けには奥行寸法の制限があり、バルコニーの形状によっては取付けられないこともあるので、事前の確認が必要です。
また、2階以上のバルコニーには設置できません。
4.バルコニーと一緒に設置タイプ
造り付けバルコニーがない建物の2階にバルコニーと共に設置するタイプのサンルームです。
屋根の上にのせる『屋根置き式』と、地面から柱を延ばして設置する『柱建て式』という2つの施工方法があります。
サンルームのリフォーム費用の相場
1階(床納まり・土間納まり)に増築
サンルームの広さや「床納まりタイプ」と「土間納まりタイプ」のどちらのタイプを選択するかによって、施工方法や費用が変わってきます。
ここでは約4㎡のスタンダードタイプでそれぞれご紹介いたします。
2階(造付バルコニー囲い・バルコニーと一緒に設置)に増築
利用できることもあり、他のパターンと比べると比較的費用が抑えられます。
大掛かりな工事となり、費用もその分掛かります。
それぞれの費用相場は下記の通りです。
サンルームの設置を依頼するリフォーム会社に一度確認することをおすすめします。
オプション
サンルームのリフォームは本体費用や設置費用の他に、洗濯物干しに便利な物干しや換気扇などのオプション代も追加した上で
検討する必要があります。
そこで、ここでは主なサンルームのオプション内容と費用相場をご紹介いたします。
オプション内容 | 費用相場 |
---|---|
吊下げ物干し | 2~4万円 |
上下稼働物干し | 6~8万円 |
内部日よけ(屋根日よけ) | 4~18万円 |
換気扇 | 2~3万円 |
LEDライト | 8~20万円 |
折り戸への変更 | 5万円前後 |
手すり・ステップの追加 | それぞれ3万円前後 |
上記以外にもいろいろなオプションがありますので、ご自身のサンルームの使い方に応じたオプションの費用を考慮して、検討しましょう。
サンルームをリフォームする際の注意点
自由度が高く、アイディア次第で幅広く活用できるサンルーム。
しかし、場合によっては火災保険が契約できなかったり、設置後にデメリットが発生したりすることもあるので、注意が必要です。
そこで次はリフォームを依頼する前に知っておきたい注意点についてご紹介いたします。
固定資産税
満たすことから『部屋』の一部とみなされます。
そのため、建物の面積が増加し、床面積で算出される固定資産税の課税対象となってしまいます。
高い天井までの高さが1.5m以上の部分』と定められているため、
この条件を満たすサンルームは固定資産税の課税対象となります。
サンルームを増設すると、施工費用だけでなく毎年の固定資産税の増額も考慮してリフォームを計画することをおすすめします。
建ぺい率
DIYはNG?
サンルームの増築リフォームは決して安いものではありません。
そこで費用を抑えるために「DIYしてみよう」と考える方もいらっしゃるかもしれません。
確かにDIY熟練者なら、人件費などを考えると、わざわざ業者に依頼するより費用を抑えることができます。
しかしながら、簡易的なビニールハウスを庭に作るのとは違い、かなり高難度の施工技術が必要になります。
また、サンルームを設置する際の基礎工事をおろそかにすると、完成当初は問題なくても、後々雨漏りや腐食など大きな問題が発生する可能性があります。
したがって、よほどのDIY経験者でない限り、サンルームのDIYはおおすすめできません。
複数のリフォーム会社に見積もりを依頼し、ご自身と最も相性の良い信頼できる施工業者に任せましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
サンルームはライフスタイルに合わせて、タイプや種類、サイズでいろいろな使い方ができます。
ただし、サンルームの増築リフォームには注意点も必要です。
設置後にかかる税金を含めた費用面、メンテナンスなどの注意点を踏まえて、リフォームで「もう一部屋」とお考えの方は、
ご自身のアイディア次第で幅広く活用できるサンルームの増設を検討してみてはいかがでしょうか。