こんにちは!茨城県筑西市の塗装会社、ライズペイントです!
屋根塗装、外壁塗装ではご希望の塗料で施工することができます。
ですが、一般的に希望の塗料と言われてもどれが一番いいのか分からない・・・という方は沢山いらっしゃいます。
せっかく施工するのであれば、費用対効果(コストパフォーマンス)が高いものがいいですよね?
この記事では、屋根塗装におすすめなコストパフォーマンスの高いフッ素塗料についてご紹介します。
外壁と屋根で塗料を変えることも出来ますので、外壁も屋根も同時に施工しようと考えている方も参考にしてみてくださいね!
フッ素塗料とは?
フッ素塗料とは、原料にフッ素樹脂を使った塗料のことです。
このフッ素塗料は耐用年数が長く、塗り替え頻度を少なくすることができます。
そのため、簡単に塗り替えられない公共施設や大型の建物では昔からよく使われていました。
そんなフッ素塗料の特徴や施工する場合のメリット・デメリットについてご説明していきます。
特徴
ウレタン樹脂やシリコン樹脂よりも紫外線に強く、耐久性が高いのが特徴です。
その特徴を活かし、紫外線による劣化が激しい屋根を中心に外壁やシャッターなどに使われています。
フッ素は耐用年数が長く、塗り替えの頻度を少なくできます。
金額としては他の塗料に比べると、高くなりますが結果的に建物のライフサイクルコストを削減することに役立ちます。
メリット
続いてフッ素塗料のメリットについてご説明していきます。
◎耐久性・耐候性
・紫外線に強い
・雨水に強い
・酸化に強い
・温度変化に強い
◎親水性・低摩擦性
・雨と一緒に汚れを落とす
・汚れが付着しにくい
◎耐摩耗性
・光沢が長持ちする
◎耐薬品性
・酸性雨に強い
◎防藻性・防カビ性
・藻やカビが付きにくい
◎耐熱性
・紫外線などの熱による劣化がしにくくなる
まず注目してほしいのは、耐久性・耐候性の高さです。
フッ素樹脂には「3フッ化型フッ素樹脂」と「4フッ化型フッ素樹脂」があり、
特に「4フッ化型フッ素樹脂」は変形、変色、劣化しにくい高い安定性を持っています。
耐摩耗性にも優れていて、光沢が長持ちします。
例えばシリコン塗料の光沢が10年で20%減少するのに対し、フッ素塗料の光沢は20年でわずか10%しか減少しないといわれています。
デメリット
どんな塗料にもメリット・デメリットがありますが、フッ素塗料のデメリットを概要をつけてご紹介します。
◎一般住宅の塗料としては費用が高い
これはよく使われるシリコン塗料に比べ、1.5倍くらい高くなっています。
◎再塗装がやや難しい
塗膜が失活していない場合は、密着性が悪くなります。
◎塗膜が硬く、弾力性がない
塗膜が硬いため、ヒビが入ることがあります。
◎艶消し塗料が少ない
フッ素塗料は光沢性がある塗料なので、一般的には艶ありとなります。
ですが、どうしても艶がないマットな仕上がりにしたいという方には
数はまだ少ないですが、水性フッ素で艶消しタイプの塗料があります。
フッ素塗料で艶消しタイプは数が少ないので、見積依頼時に業者に確認して見積書を作ってもらいましょう。
フッ素塗料の相場と耐用年数
フッ素塗料の費用は、合成樹脂を主成分とする塗料の中ではトップクラスにあたります。
他の塗料に比べ、どのくらい違いがあるのか比較してみました。
相場 | 耐用年数 | |
---|---|---|
アクリル樹脂塗料 | 1,400~1,600円/㎡ | 5~7年 |
ウレタン樹脂塗料 | 1,700~2,200円/㎡ | 8〜10年 |
シリコン樹脂塗料 | 2,300~3,000円/㎡ | 10〜15年 |
フッ素樹脂塗料 | 3,800~4,800円/㎡ | 15〜20年 |
ここで注目したいのが、ライフサイクルコスト(LCC)です。
ライフサイクルコストとは、新築の家が古くなり解体するまでの間にかかる「総塗り替えコスト」の事を指しています。
仮に40年後に解体することとして、各塗料でどれくらいの費用がかかるのか計算してみます。
(※工事費は延床面積40坪程度の家を想定した「1回の工事費」の概算値です)
塗料 | 工事費 | 塗替回数 | LCC |
---|---|---|---|
アクリル樹脂塗料 | 65万円 | 5~7年 | 325万円 |
ウレタン樹脂塗料 | 80万円 | 8〜10年 | 240万円 |
シリコン樹脂塗料 | 100万円 | 10〜15年 | 200万円 |
フッ素樹脂塗料 | 150万円 | 15〜20年 | 150万円 |
年数次第では、フッ素塗料がお得になることが分かりましたね!
安価な塗料が必ずしも高コスパとは言えないので、覚えておきましょう。
屋根にフッ素塗料がおすすめの理由
フッ素塗料が屋根に塗装に適している理由が2つあります。
屋根塗装を検討している方は、この理由を参考にフッ素塗料での屋根塗装を検討してみてください。
紫外線で傷みやすい場所
屋根は外壁と違い、日差しを遮るものが周りにありません。
日中ずっと紫外線を浴びている分、外壁よりも劣化しやすいのです。
そのため、耐候性が高く紫外線に強いフッ素塗料がうってつけなのです。
また、屋根は普段見ることが無いので、ちょっとした劣化に気付きにく場所でもあります。
屋根はできるだけ長く持つ塗料にしておいて安心したい、という考え方もあります。
最近では外壁はシリコン塗料で、屋根はフッ素塗料で施工などという組み合わせも人気があります。
気になる方は一度業者に、希望を伝えて見積書を作ってもらいましょう。
塗装面積が小さい
二つ目の理由は費用についてです。
フッ素塗料は金額が高いのがデメリットですが、屋根は外壁に比べ面積が小さいため
そこまで金額が跳ね上がるということはありません。
外壁は面積も大きいので、シリコン塗料からフッ素塗料に変えると20万円近く金額が変わってしまいますが、
屋根は外壁の半分程度の面積のことが多いので、フッ素塗料に変えても差額は数万円となります。
耐久性はシリコン塗料が10~15年、フッ素塗料が15~20年なので、
数万円で5年以上長持ちさせられると考えると非常にコストパフォーマンスが良くなります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はフッ素塗料を屋根塗装に使うおすすめの理由をご紹介しました。
屋根は紫外線にずっと晒されるので傷みやすい場所です。
そんな傷みやすい場所に一番効果を発揮するのが耐久性に優れた「フッ素塗料」です。
外壁の塗料と屋根の塗料を変えて、コストパフォーマンス良く施工をしましょう!