皆様こんにちは!茨城県筑西市の塗装会社、ライズペイントです!
テーマパークやショッピングモールなどでよく見られる「モルタル外壁」
最近では、そういったお店だけに留まらず、ご自宅をモルタル外壁に塗り替える方も増えてきています!
そこで今回は、今人気のモルタル外壁におすすめなデザインやトレンドカラー、そのカラーの心理効果などをご紹介します。
また、モルタル外壁の気になる価格や気を付けたいことなどもご紹介しておきますので、ぜひ参考にしてみてください!
そもそも「モルタル」ってなに?
モルタル外壁の「モルタル」とはセメント、砂、水を練り混ぜて作った建築材料のことを指します。
セメントと砂は重量比にして、1:2 から 1:3 の割合で配合されています。
職人の手作業になるため、職人によって仕上がりに差が出るのも特徴のひとつ。
手作業だからこそ、他の外壁材にはできない自由度の高いデザインの外壁に仕上げることができます。
また、モルタル外壁は仕上がりの面だけでなく、機能面にも優れています。
モルタルは防火性が高いので、万が一近隣で火災があっても燃えづらいというメリットがあります。
モルタル自体の通気性が高いため、湿気の多い日本に合った外壁とも言えるでしょう。
こんな人におすすめ!
独特なデザインがしたい方
モルタル外壁が好まれる理由の1つ目に、独特なデザインを再現できることが挙げられます。
モルタル材は加工しやすいペースト状の外壁材となっており、様々なデザインに応えることが可能です。
職人が施工に用いる際にもある程度の自由度を持たせて壁を作っていくことができるため、デザイン性を重視したおしゃれな外壁を作ることが
できるのです。
また、サイディング材のようにボードを貼り付けるタイプの建材ではないので、繋ぎ目を気にすることなく外壁をデザインすることができ、
使える配色が多いため、自由度を保ちながら壁をデザインしていくことができます。
デザイン性を重視した外壁にリフォームしたい場合には、モルタル材を用いた施工を検討してみましょう。
高い耐久性を求めている方
モルタル外壁が好まれる理由の3つ目に、高い耐久性を備えていることが挙げられます。
モルタル外壁はセメントを含ませた素材を使っていることもあり、耐久性に優れています。
また、独特なデザインの時にもお話したように、サイディング材のようにボードを壁に貼り付ける外壁材ではないため、
繋ぎ目の補修も必要なく劣化しづらい特徴を持っていることも素材の耐久性を向上させています。
モルタル材は防火性だけでなく、高い耐久性も備えた優れた建材と言えるでしょう。
高い防火性を求めている方
モルタル外壁が好まれる理由の2つ目に、高い防火性を備えていることが挙げられます。
モルタル材は、セメント、水、砂を主成分としており、熱の伝導率を低く抑えることができるため、防火性に優れています。
防火性に優れた外壁にしたい場合は、モルタルを用いた施工を検討しておきましょう。
おすすめデザイン
モルタル外壁と言っても、いろいろな種類があるのをご存知でしょうか。
仕上げ方によって見た目も風合いも変わってくるのも、モルタルの魅力のひとつ!それぞれ特性も違うので、一緒に見ていきましょう。
リシン吹付
モルタル外壁の仕上げの種類のひとつが「リシン吹付」です。
砂を混ぜて吹付けるため、表面がザラザラしており、独特の落ち着いた風合いを
出すことができます。
ただ、リシンはリシン自体が固くひび割れが発生しやすいです。
凹凸が多く、カビやコケなどの汚れも付きやすいので、塗装によるメンテナンスは
早めに行うことをおすすめします。
費用相場
1㎡あたり1,400円~2,000円
※施工面積によって価格は変動します。
スタッコ仕上げ
「スタッコ」は石灰と水で出来た建築建材です。
スタッコ仕上げは、スタッコにさらに骨材を混ぜて5mm~10mm程の厚さで
吹き付けたもので、高級感・重厚感のある仕上がりになります。
スタッコを吹き付けたあとにローラーで角をつぶしていく仕上げ方もあり、
外壁の表面積を増やすことで通気効率を上げ耐久性を上げることができます。
リシンよりも厚いので、耐久性はありますが、凹凸しているため汚れやすいです。
費用相場
1㎡あたり2,000~2,500円
※施工面積によって価格は変動します。
吹き付けタイル
「吹付タイル」はタイルガンという専用の機材を使用して、3回塗りで仕上げます。
骨材が入っていないため、比較的柔らかくひびが入りにくいため、耐久性を重視したい方におすすめです。
仕上げ方も様々あり、代表的なのものが以下の2種となっております。
①【中粒仕上げ】紙粘土のような材料を吹き付けて凹凸を付けていく方法
②【押さえ仕上げ】紙粘土のような材料を吹き付けた後に、コテやローラーで表面を押さえ付けていく方法
費用相場
1㎡あたり2,500円~3,000円
※施工面積によって価格は変動します。
リシンかき落とし
「リシンかき落とし」とはリシンを吹き付けた後に剣山などで引っかき、
ザラザラとした表面にしていく仕上げ方法です。
通常のリシンよりも手間がかかりますが、落ち着いた風合いが出て重厚感のある
仕上がりになります。また、かき落としを行うことで、表面積が増え、通気効率が
高まり外壁が長持ちします。
費用相場
1㎡あたり3,500~4,000円
※施工面積によって価格は変動します。
左官仕上げ
「左官仕上げ」とは、職人がコテで模様をつける仕上げ方で、おしゃれな雰囲気に
したい方に人気の種類です。
ここ最近で最も人気の施工方法になっております。
仕上げの模様の種類は様々ありますので、デザインに合わせてご自宅に合った模様を選ぶことができます。
費用相場
1㎡あたり2,400~4,500円
※施工面積によって価格は変動します。
この他にも、扇形の模様が特徴的な連波、細かい模様でモダンな雰囲気を出すことができるグラディウス、個性的な四角い模様でインパクトが出る
さざ波など、モルタル外壁でたくさんの模様を再現することができます。
モルタル外壁の人気カラーベスト5!
外壁にモルタルを盛った後のカラー塗装。
近年好んで用いられているカラーを使用し、縦や横に塗り分けていうことでオリジナリティを出していきましょう!
また、外壁の色を同系色でまとめたり、白黒のツートンカラーに仕上げたりすることでおしゃれに見せることができます。
第5位 ブラック
黒色は白色や灰色と同じ無彩の色です。
黒は光を反射することなくすべての色を吸収・遮断します。
真っ黒よりは少し薄いブラックカラーを選んだ方が、色あせも目立ちにくく、
周りの外観とも良く馴染むのでおすすめです。
また、他の色に与える影響が強いため、色を組み合わせる場合には黒のイメージが
上乗せされます。強さや権威、神秘的な雰囲気を感じさせる色で、存在感も抜群なのがブラックの特徴です。
【心理効果】
神秘的・実際よりものを重く感じさせる・高級感がある
第4位 グレー
グレーは白と黒の間にある色なので、無彩色の色ですが、有彩色を少し含んだ色も
グレーの仲間に含まれるため、色の範囲は広く捉えられています。
自己主張があまりなく、周囲の色との協調性が高いため、どんな色にも馴染みます。
また、汚れが目立ちにくいため、頻繁にメンテナンスすることが難しい方に多く使用されているカラーです。
明度の違いによって印象が変わりますので、周囲の景観を考慮した上での選択が
必要になります。
【心理効果】
モダン・落ち着いた雰囲気・控えめで上品・スタイリッシュ
第3位 ブラウン
ブラウンは赤や橙といった暖色に黒が加わり暗くなった色です。
赤や橙との境界が人によって様々で、幅広い範囲で捉えられます。
単色でもおしゃれですが、ツートンカラーの1色としても選ばれることも多く、
外壁だけでなく、屋根塗装の色でもよく使われます。
木や土、大地といった自然を感じさせるブラウンは、常に身近にあり暮らしの中に
溶け込んでいるので、飽きることのないカラーです。
【心理効果】
温もり・安らぎ・安心感・緊張を緩和する
第2位 ホワイト
ホワイトは、グレーやブラックと同じ無彩色です。
光を反射するこの色は、暗い色を引き立てるだけでなく、健康にとって最も良い色とされています。
また、明るく清潔感が感じられ、植栽の緑や色鮮やかな花がよく映えます。
屋根や玄関ドアなどにアクセントとして濃色を使ったり、木調デザインとも相性が
良い点も人気の秘密です。
ホワイトといっても、真っ白からアイボリー系まで様々な種類があります。
やりたい雰囲気に合わせて選択してみてください。
【心理効果】
信頼感・清潔感・実勢よりも軽く感じさせる
第1位 ベージュ・クリーム系
和洋どんな外観の家にも馴染むことができるベージュ・クリーム系。
落ち着きのある柔らかな印象になり、汚れが目立ちにくい点も魅力です。
また、他の色とも合わせやすいため、ツートンカラーのベースカラーにもおすすめ
です。
見る人に強い印象は与えませんが、気持ちを和やかにする心理的効果があるため、
ホッとするようなお家にしたい方におすすめしたいカラーです。
ベージュ・クリーム系は、全世代から支持される万能カラーともいえるでしょう。
【心理効果】
柔らかい・ナチュラル・安心感・前向きになれる
人気のツートンカラー配色ベスト3!
モルタル外壁の施工を実施する方の中には、ツートンカラーにする方も多くいらっしゃいます!
ツートンカラーにすることで、更におしゃれにすることができますし、オリジナル性も高まります。
どんな配色が人気なのか、一緒に見ていきましょう。
第3位 ホワイト×ブラック
強いコントラストで、メリハリの効いた外観になる組み合わせです。
ツートンカラーに塗装する大体の方が、1階と2階で塗分けていますが、このカラーの組み合わせでは、縦横で塗り分けるのも人気のパターンとなっております。
どちらも洗練されたモダンな印象になり、大人っぽく綺麗めに仕上げたい方にとてもおすすめです。
ファッションでも多く用いられているこの組み合わせは、外壁のカラーとしても人気なようです!
第2位 ベージュ×ブラウン
先程挙げられた第3位のホワイト×ブラックとは真逆の組み合わせがランクイン!
優しいコントラストで、全体的に柔らかい雰囲気になります。
とても可愛らしいカラーの組み合わせで、まとまりのある上品さもありますね。
この組み合わせには自然もよく似合うため、お庭でなにか植物を育てたいと考えて
いる方にぜひおすすめしたい組み合わせとなっています!
第1位 ホワイト×ブラウン
爽やかな白と高級感のあるブラウンの相性は抜群!
1階と2階(上下)で塗り分ける場合は、写真のように上部にブラウンを持ってくるとナチュラルなおしゃれカラー、下部にブラウンを持ってくると安定感・重厚感のある外観になります。
また、ブラウンの色味によって、外観の雰囲気はガラリと変わります。
この組み合わせを考えている方は、ぜひイメージに合ったブラウンを探してみて
ください。
ここには注意!モルタル外壁のデメリット
さて、ここまではたくさんの素敵なデザイン・カラーをご紹介しました。
デザイン性があり自由に表現できるモルタル外壁ですが、検討するときにはデメリットもしっかりと把握しておくことが大切です。
ここでは、モルタル外壁の主なデメリットを3つご紹介します。
ひび割れがしやすい
モルタル外壁は、きちんとメンテナンスをしていれば、耐久性が高いため半永久的に利用することができます。
しかし、メンテナンスをせずに放っておくと、ひび割れしやすくなってしまうことがモルタル外壁の1番のデメリットでもあります。
「ヘアクラック」という細かいひび割れから始まり、だんだん大きく深くなっていきます。ひびが深くなっていくと、そこから水が侵食し、腐食やカビの原因になってしまうのです。
防火性が高いわりに防水性が低いため、モルタル外壁には、再塗装やフィラーの
埋め込みなどのメンテナンスが欠かせないのです。
カビやコケ
モルタルは、他の外壁材よりも表面が凸凹しているため、カビやコケの胞子が付きやすくなっています。
特に、「リシン吹付」「スタッコ吹付」で塗装する場合には、早めのメンテナンスが必要となります。
また、外壁の種類だけでなく、立地によっても症状が出る時期に差が生じます。
近くに森や川などの湿気が多い場所では、築3~4年でカビやコケが気になってくる
こともあります。
カビやコケが繁殖すると、見た目もモルタルの強度も低下してしまいます。
カビやコケに気が付いたら、放っておかずこまめに落としましょう。
既存外壁をモルタルに変更することが困難
モルタル外壁は、サイディングのようにできたものを貼っていくのではなく、
職人さんが1から壁を作っていきます。
特に下地部分の処理が難しく、一般的に既存の外壁をモルタル外壁に変更することはとても至難の業です。
そのため、モルタル外壁にする場合は、基本的に新築時にしか適応されません。
既存外壁をモルタル外壁にできないこともありませんが、費用もリスクも高い作業になってしまうため、あまりおすすめはできません。
しかしながら、モルタル外壁をサイディング外壁に変更することは可能です。
モルタル外壁の施工を考えている場合は、ぜひ新築時にご検討ください。
この他にも、防水機能が低下してきた頃に、乾いた壁を触ると手に白い粉がついてしまうチョーキング。
凹凸のある仕上がりの場合、その部分に汚れが溜まりやすくなってしまう現象などもあります。
デメリットを理解した上で施工し、それぞれの対策を練ることが大切です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、モルタル外壁の基礎情報やトレンドのデザインやカラーをご紹介いたしました。
気に入ったものは見つかりましたでしょうか。
デザインが同じでも、カラーが違うだけで別の印象を与えられるので、外壁の色選びはとても重要です。
当記事では心理効果も記載しているので、是非なりたいお家の雰囲気に合わせたカラーで塗装してみてください!
そして、施工を検討する前に、まずはモルタルについて学んでいくことが大切です。
モルタル外壁の詳しい基礎情報については、下記で詳しくご紹介しております。ご参考にご一読ください。