皆様こんにちは!茨城県筑西市の塗装会社、ライズペイントです!
外壁塗装を初めて依頼する場合、皆様はどの程度外壁塗装についてご存知でしょうか?
外壁塗装の塗料の選び方で、耐用年数も変わって来ます。塗料の種類と特徴を理解しておけば、ご自身の要望に沿った外壁塗装を、不安なく依頼できます。
ここでは、簡単に外壁塗装用の塗料の特徴や、塗料を選ぶ際のチェックポイントをご紹介していきます。
<外壁塗装の塗料を選ぶ際のチェックポイント>

塗料選びは、人気の塗料が必ずしも皆様に最適・・というわけでもありません。
外壁塗装をする際に使用する塗料は、塗装する場所、環境や条件に応じて選ぶことが大切です。
塗料選びのポイントについて、3つ詳しく解説していきます。
①外壁材との相性
外壁には、サイディング、モルタル、木材、ALCなどの様々な種類があります。
外壁に使う塗料を選ぶ際、耐用年数や価格だけではなく、外壁材との相性も重要になります。
相性の良い外壁材と塗料の組み合わせは
・モルタル外壁+弾性塗料
・窯業系サイディング/金属系サイディング+透湿性塗料
になります。一方、相性の悪い組み合わせは下の表のようになります。
相性の悪い組み合わせ | 理由 |
---|---|
サイディング材と弾性塗料 | 断熱効果で表面温度が上がり、塗料が溶ける |
木材とシリコン塗料・フッ素塗料 | 塗膜が硬くなりやすく、伸縮を繰り返す木材に塗ると剥離しやすい |
モルタルの外壁は、弾性塗料との相性は良いのですが、サイディングの外壁との相性は悪くなります。
サイディングの外壁との相性が悪い理由は、熱による水蒸気で水膨れができてしまうからです。
外壁塗装を行う際は、業者から提案される塗料が外壁材と相性が良いか確かめるために、少し手間ではありますが、複数の会社から話を聞く事を
おすすめします。
塗装業者の選び方については、ぜひ↓↓↓こちらの記事も参考にしてみて下さい。
外壁塗装はどこに頼めばいい?知っておきたい塗装業者の選び方
トラブルを防ぐ!業者選びのポイントまとめ
②耐用年数と価格
外壁塗装の塗料は、たくさんの種類があり、それぞれ価格や耐用年数も異なります。
一般的に、塗料は価格が安いほど耐用年数が短く、高いほど耐用年数が長くなります。
価格が安いからと言って、安易に耐用年数の短い塗料を選んでしまうと、頻繁に塗り替えが必要になり、コストがかさんでしまいます。
一方で、耐用年数の長い塗料を選ぶと初期費用は高くなります。
ご自身のライフプランを踏まえ、長期的な展望を見据えた上で、適切な塗料を選ぶのが良いでしょう。
③補助金・助成金受給の対象かどうか
地方自治体によりますが、外壁塗装に助成金があるケースがあり、助成金のほとんどは塗料を受給条件として指定しています。
指定されている塗料は、省エネにつながる遮熱塗料や断熱塗料を選ぶことを条件にしていることが多いです。
一般的に遮熱塗料や断熱塗料は価格が高い傾向がありますが、助成金の対象になると長期的な視点ではお得になります。
外壁塗装を考えている方は、助成金の有無を地方自治体に必ず確認してみましょう。
詳しい補助金・助成金受給については↓↓↓こちらの記事を参考にして下さい。
外壁塗装は補助金・助成金を使ってお得に!条件や申請手順をご紹介!
<6種類の外壁塗装用塗料の特徴>

塗料は「ウレタン」「シリコン」「フッ素」「無機」など、外壁塗装の塗料には様々なグレードと種類が存在しています。
塗料によって、耐用年数、機能性、価格とも違ってきます。
シリコン塗料、ラジカル塗料がコスパと耐用年数とのバランスが良く、人気の塗料ですが、耐用年数は、商品・メーカーによっても変わってくるので、あくまで目安としてお考え下さい。
外壁用塗料は、一般的に以下の6種類に分けることができます。
塗料 | 耐用年数 | 価格相場 | 特徴・こんな場合におすすめ |
---|---|---|---|
アクリル塗料 | 3~8年 | 1,000~1,800円/㎡ | とりあえず施工費を安く抑えたい |
ウレタン塗料 | 5~10年 | 1,700~2,500円/㎡ | できるだけ施工費を安く抑えたい・剥がれが気になっている箇所を補修したい |
シリコン塗料 | 7~15年 | 2,300~3,500円/㎡ | コスパの優れた塗料を使いたい・長年使われている塗料にしたい・結露対策も行いたい |
ラジカル塗料 | 8~16年 | 2,200~4,000円/㎡ | リーズナブルで高性能な塗料にしたい・最新技術の塗料を使いたい |
フッ素塗料 | 12~20年 | 3,500~4,800円/㎡ | 高級な塗料を使いたい・塗装の頻度を減らしたい・家を長持ちさせたい |
無機塗料 | 10~25年 | 3,500~5,500円/㎡ | 耐久力が高いとされる塗料にしたい・防火性の高い外壁にしたい |
他にも、ナノテク塗料・光触媒塗料・セラミック塗料などもありますが、塗料の効果は限定的なため、明確な目的なしに高価な塗料を使うのは
おすすめしません。
コストパフォーマンスと業界で広く流通している面を考慮して、ここでは6種類の塗料について比較しました。
<外壁塗装塗料の分類・性能の違い>

①「顔料」の違いは色の有無
顔料とは、色に関わる成分です。
塗料のうち、顔料を含むものを「エナメル塗料」、顔料を含まない透明な塗料を「クリア塗料」と言います。
塗料の種類 | 性質・特徴 |
---|---|
エナメル塗料 | 顔料を含む
色がついている |
クリア塗料 | 顔料を含まない
無色透明 |
クリア塗料は、今の外壁のデザインを残して塗装したい場合に使用されます。
②「水系・溶剤系」の違いは臭気の有無
塗料の種類 | 性質・特徴 |
---|---|
水系塗料 | ニオイがほとんどない |
溶剤系塗料 | 刺激臭あり 塗装可能な素材が多い 耐久性が若干勝る |
使用時に、水で希釈するものを水系塗料、シンナー等の有機溶剤で希釈するものを溶剤系塗料といいます。
水系塗料は塗料独特の刺激臭がほとんどないのが特徴です。
溶剤系塗料はニオイがする代わりに耐久性が若干勝り、塗装可能な素材が多いのもメリットです。
迷う場合は、近隣迷惑が心配な場合やDIYで塗装する場合は水系塗料、ニオイが許容できる場合や鉄部を塗装する場合は溶剤系塗料にするのが
オススメです。
③「1液・2液」の違いは扱いやすさ
屋外の環境で自然に固まる塗料を「1液型塗料」、硬化剤を混ぜないと固まらない塗料を「2液型塗料」と言います。
塗料の種類 | 性質・特徴 |
---|---|
1液型 | 単独で固まる 価格が若干安い 扱いやすい |
2液型 | 硬化剤と混ぜると固まる 耐久性が若干高い 扱いにくい・プロ向き |
1液型塗料は誰にでも扱いやすいのが特徴です。
2液型塗料は混合作業のぶん施工費用が少し高くなりますが、若干耐久性に優れています。
外壁塗装の費用を少しでも抑えたい場合、DIYで塗装する場合は1液型、耐久性を重視するなら2液型を選ぶと良いでしょう。
しかし、樹脂の違い等に比べれば耐久性・価格にほとんど差はありません。
まとめ
今回は、外壁塗装用の塗料の特徴や、塗料を選ぶ際のチェックポイントについてご紹介しました。
塗料にはたくさんの種類があり、それぞれ耐久性や価格が異なるので、塗装環境や外壁材との相性、
ご自身の要望に最適なものを選ぶようにしましょう。
最適な塗料選びをする際は、複数の会社で塗料の比較検討をすることも大切です。
外壁塗装をする際の参考にしていただき、ベストな塗料を選ぶ手助けになれば、これ幸いです。